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(世界の)公共広告

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テキサコ『スケート』(アメリカ 1978
NYADC D.M)

「昔、アメリカの原油輸入量は微々たるものでした。しかし、今日では、必要な原油の45%を輸入に頼っています。つまり、それだけ外国に通貨が流れ、インフレが悪化しているというわけです。万一、原油の輸入が難しくなれば、人々の生活は、深刻な影響を受けるでしょう。車のガソリン、暖房、そしてあなたの仕事までが。テキサコは、石油の節約を主張します。そして石油以外のエネルギー資源を開発し、生産の切り詰めを行うべきだと考えます。なぜって誰もこのドラム缶の上で転びたくありませんからね。テキサコは、あなたの信頼を失わぬよう努力しています」

ニューヨーク都市連合『小太りの大家』
(アメリカ 1968 NYADC金、クリオ賞)

「ノン・ホワイトの約半数は、標準以下の家に、押し込まれています。ニューヨーク都市連合を通じて、彼等を助けることもできるのです。
仕事をください。寄付して下さい。せめて関心を示して下さい」

アメリカ運輸省『安全ベルト 事故の後』
(アメリカ 1985 クリオ賞)

「もうやめた。俺はもうやらないぞ」
「君がやめちゃ困るよ。君みたいに電柱が得意な衝突事故用ダミーは、なかなかいないんだ」
「ラリーよ、俺はもう何年も安全ベルトを締めてれば、命が助かることがあると証明してきたのに、誰も聞いてくれない」
「ちゃんと聞いてるよ。ヴィンス。明日はすごいぞ。中型自動車(compact)2台。正面衝突だ」
「高速でかい?」
「人命が救えるかもしれないぞ」

YMCA『スペア・タイヤ』(アメリカ 1985
クリオ賞)(上記のCMと少し違う)

「(初めに肥満の男性の太鼓腹が出て、シャツのボタンが1つはじけ飛ぶ)簡単なスペア・タイヤの交換の仕方をご説明しましょう。YMCAにお入りなさい。あなたはまた、元の健康体で頑張れますよ。お近くのYMCAにお電話を」

トロント公害問題研究所『すてきな世界』
(カナダ 1969 クリオ賞)

「トロント大学の環境汚染対策協会まで、お便りをください」

キープ・アメリカン・ビューティフル『イン
ディアン』(アメリカ 1971 クリオ賞)

「かつてこの国をおおっていた美しい自然を、いまだ大切に思っている人がいます。その反対の人もいます。汚染は人間の手でつくりだされたもの。人間の手でストップをかけられるはずのものです」

アメリカ癌協会『3人の男』(アメリカ
1977 NYADC銀)

「私は、癌でした」
「我々は1年前に手術を受けましたが、訓練してこれまで回復しました。癌患者の生存率は、年々上昇しています」
「それは、すなわち手術、療養が今まで以上に必要とされていることになります。アメリカ癌協会へのご寄付を。あなたが寄付するお金がものを言います」

麻薬乱用防止協会『10人の小さなインディ
アン』(アメリカ 1972 カンヌ銀、クリオ賞)

「10人のインディアンがいて、1人が死んで9人になった。9人がいい気分になったころ、また1人消え8人になった。8人のうち2人が階段から落ち、7人になった。7人のうち1人が注射でイカれて6人になり、6人がハイな気分になった時、また5人に減ってしまった。5人のうち2人が呼吸困難を起こし4人になった。4人のうち1人が発狂して、3人になった。3人が接着剤を吸った時、2人になった。2人のうち、1人が交通事故ではねられ、残された1人もオーバードースで結局やられてしまった。もう誰も残っていない」

脳性小児麻痺協会『葉巻をどうぞ』(アメリカ
1969 カンヌBest Public Service
Campaign)

「お母さん、生まれたよ。五体満足、バカでもないし気違いでもない。だけど、だけど普通じゃないんだ。どっかがおかしいんだ。脳に障害があるんだ。その部分が、脳性小児麻痺と言われたよ。訓練すればよくなるかもしれないが、誰のせいでもないさ。今日はヘレンに会わないほうがいい。それが一番いいんだよ。今は」
「子どもが生まれたんです」
「脳性小児麻痺に寄付を! あなたの寄付でその家族が助かります」

ニューヨーク都市連合『Love, It Comes In All
Colors』(アメリカ 1973 クリオ賞、NYADC金)[1]

「レッツ サンシャイン」

筋ジストロフィー協会『われわれの闘いに助力
を』(アメリカ 1973 NYADC金)

「1949年、イザード・チャールズはファイターでした。彼は世界ヘビー級の選手権を目指して闘い、勝利に輝いたのです。
1968年、彼はALS(神経性筋疲症)にかかりました。今や彼は赤ん坊と同じように、人の手を借りねば何もできません。イザード・チャールズは、いまも闘い続けているのです。今度は、彼自身の生命を勝ち取るために」

フィンランド動物愛護協会『吸血鬼』(フィン
ランド 1978 カンヌ銀)

「人間の欲望から、野生の命を救いましょう」

ジョンソン候補のキャンペーン(アメリカ
1964)

「ジョンソン: これは大変な賭けです。すべての神の子が生き続けられるか、暗やみに葬られるかという大変重要な問題です。私たちはお互いに愛し合わねばなりません。さもなくば死ななければなりません。
「11月3日にはジョンソン大統領に投票しましょう」

<身体障害者救済基金募集>

クイーン・エリザベス身体障害者基金(QEFDP)
『卵』(英国 1995 カンヌ審査委員特別賞)

「これだけ見ても、小切手が書きづらいと思いますか?」

花火による事故防止キャンペーン『手話』
(オランダ 1997 カンヌ金)

「花火をいじくり回すのは愚かです」

<人種差別、女性に対する暴力反対
キャンペーン>

人種差別に関する市民連合"ポリスマン"
(カナダ 1995 ニューヨークADC銀)

「クルサーズ警部はここにいます」

黒人専門職協会『黒人英語を話すことに反対』
(アメリカ 1998 NYADC Distinctive Merit)

家庭内暴力を救うブルーライン(ポーランド
1998 ニューヨークフェスティバル
キャンペーン銅)

<エイズ(健康)・キャンペーン>

ミニステリオ・デル・サニダッド『コンドーム
を使いましょう 体育館篇』(スペイン 1991
カンヌジャーナリスト賞)「避妊と性病予防
のために、コンドームをつけよう。
彼につけてあげよう」

ミネソタ・エイズ・プロジェクト(アメリカ
1994 ニューヨークADC入選)

Ministry of Sound『エイズを神に感謝せよ』
(英国 1997 カンヌプレス&ポスター金)

<麻薬撲滅キャンペーン>

ドラッグに対するブラジル人連合『アンチ
・ドラッグ・メッセージ 赤ちゃん篇』(ブラジル
1997 カンヌ銅、クリオ賞)

「麻薬も同じ。使う人には、それがどんなに危ないことか分かっていません。ブラジル麻薬撲滅運動」

アメリカ麻薬追放同盟『有名タレントの承認』
(アメリカ 1995 NYADC Distinctive Merit)

「広告業界ではメッセージを確実に伝えたいときには、CMに有名人を起用したほうがよいと言われています。そうであることを期待します。」

アメリカ麻薬追放同盟『ジョニー』(アメリカ
1997 NYADC銀)

「ジョニー、21歳。」「これが僕の育ったニュージャージー州イースト・ブラウンズウィックにある両親の家だ。両親の宝石やCDプレイヤーとか、金目のものを店から盗んだ。
 食べ物とかホテル代は考えなかった。とにかくドラッグが欲しかった。両親の家を出て、アパート暮らしを始めたけれど、家賃に困って、ドラッグを買う金欲しさに、街で盗みをはたらくようになった。
 昔はいろんなことに関心があった。でも今じゃドラッグだけだ。手に入らなかったら、といつも不安だし、さぞひどい気分になるだろうな。だから何とかそんな気分を味わわずにすませようと、それしか関心がない。
 今の僕は、もう僕じゃない、別の人間だ。かつての僕の抜け殻でしかない。体は確かに僕だけど、でも本当の僕は死んでいなくなったんだ」
「ヘロイン。あなたを殺しはしなくとも、あなたの命を奪います。ドラッグのないアメリカのためのパートナーシップ」

<アルコール中毒者救済キャンペーン>

赤十字飲酒反対キャンペーン『不慮の出来事』
(スペイン 1988 カンヌ銅)

「ジャーマン・ウイスキーを2杯
ブランデーを3杯
ジンを4杯、ビールを5杯
カクテルを6杯
アイリッシュ・コーヒーを6杯
ウイスキーのダブル、そしてまたまた
飲酒運転危険防止キャンペーン」

酔っ払い運転防止キャンペーン『ぶつかる
グラス』(1984 カンヌ銀)

「友達が運転するなら、その友達に飲ませてはいけません。
 友達が飲むのをやめさせないと、あなたはその友達を、飲酒運転で殺したことになります」

<交通(子どもの)安全キャンペーン>

Consument&Veiligheid『子どもの安全
愉快なホーム・ビデオ篇』(オランダ 1998
カンヌ金)

「昨年も何人もの親たちが、自分の子どもが、落下事故によって、骨を折ったり、脳に障害を受けたり、死ぬ場面に遭遇しました。事故の80%は親の目の前で起こるもの。もっと親が学びましょう」

交通事故委員会『時速10km削減キャン
ペーン』(オーストラリア 1998 カンヌ金)
「時速10キロ少ないと命が救われます」

フォルクスワーゲン『Drive Carefully』
(2014)

彼らはあなたに会いたがっている
(南アフリカ 2012)

Buick『Human Traffic Signs』(中国
2015)

<禁煙キャンペーン>

カリフォルニア州保健局『ボブ、オレ肺気腫
になっちゃった』(アメリカ 1998 カンヌ
プレス&ポスター金)

マサチューセッツ州保健局禁煙キャンペーン
『真実: レイノルズ』(アメリカ 1995 カンヌ
金、NYADC)

「レイノルズのタバコに何が入っているか、ご存知ですか? 知りませんよね。それはタバコ会社は、何が何でもタバコにどれだけの有害物質が入っているか、知られたくないからです。だから黙っている。箱にも、宣伝にも書いていない。私はパトリック・レイノルズと申します。R.J.レイノルズの孫にあたります。私の家族の名前は、毎年70億箱のタバコに印刷されています。どうしてこんなことをしているのかって? 今度こそ、レイノルズ家の名前を議論の正しい側に置きたいのです」

マサチューセッツ州保健局禁煙キャンペーン
『真実: サックマン』(アメリカ 1995 カンヌ
金、NYADC銀)

「癌になるかもしれないけど、タバコ会社から真実は聞けないでしょう。声帯を失ってもやめられない人が大勢いるのに、タバコ中毒になることはない、と言う。私はジャネット・ジャクソンと申します。若い頃、タバコの宣伝にモデルとして出ていました。当時は多くの若い人々にタバコを吸うように説得しましたが、これであなたに吸わないよう説得できたでしょうか」

<セクハラ反対キャンペーン>

社会事業省『セクハラ反対キャンペーン
犬篇』(オランダ 1995 カンヌ金)

「これが仕事中にセクシャル・ハラスメントにあった女性の気持ちです」
「しかし、あなたの職場では、もちろんこんなことは起こりませんよね。動物は働いていませんから」
「働いていましたっけ?」

<環境保全、臓器提供、飢餓救済
キャンペーン>

JOVEM PAN『伐採をやめよう 木篇』
(ブラジル 1998 カンヌ金)

「ナポレオンの生まれた年」
「ゴッホの生まれた年」
「アインシュタインの生まれた年」
「この木を切り倒した馬鹿野郎の生まれた年」

スペインの臓器提供『肝臓』(スペイン
1998 カンヌ銀)

「ヘンリー・ジェイムズは書いている。「生きるべき最高の時とは、運良く持てた時間すべてのことだ。出来るかぎり生きるがいい。そうしないのは誤りだ。そう、今日という日は、自分に残された人生の最初の一日で、生きるべき最高の時なのだ。今この時は、去年われわれが考えていた未来なのだ」
「あなたが提供しないときには、こういうことがあなたの臓器に起こります」
「そしてそれを明日へと続けていかないのなら、今日という日を楽しむことは出来ないだろう」
「あなたに出来ないことをお願いしていません」

<皮膚癌、動物愛護、盲導犬協会、
白血病基金募集>

Ministry of Sound『狩り』(英国 1997
カンヌプレス&ポスター金)

盲導犬協会『盲導犬育成募金 台所篇』
(英国 1998 カンヌ銀)

「盲導犬と普通の犬の違いは、2万5000ポンド分のトレーニングである。
「生まれつきの盲導犬はいない。訓練のたまものである」

ペット紹介連盟『ペットの養子縁組
気にしない篇』(アメリカ 1998 カンヌ金)

「たとえあなたがどんな趣味でも、ペットは全然気にしません。さあ、今日もらいましょうよ」

児童誘拐防止キャンペーン『父親』(シンガ
ポール 1998 カンヌ銀)

「警官は二人を親子と思うでしょう。近所の人であれば、見知らぬ人と気づきます。よい隣人は、お互いに見守りましょう」

白血病救済基金募集『サム』(南アフリカ
1998 カンヌ金)

「去年サムは白血病にかかっていることを知りました。私たちは、生死に関わる病気をかかえている子どもたちに、勇気をもって病気に立ち向かう手助けをしています。サムのような子どもには、勇気と希望が必要なのです。そしてたくさんの友達も」

<子どもへの性的虐待>

『Kiko and the Hand』(オランダ 2010)

<家庭内暴力>

『父親: 離婚した子どもたち』(オランダ 2011)

<人権>

ザ・ジンバブエアン(南アフリカ 2011)

Changing Faces(英国 2008-20)

<その他>

RAI『公共メッセージ レシート篇』(イタリア
1992 カンヌ金)

「税金を払わないのは、誰かの食べ物を横どりしているようなものですよ」
「レシートを受け取ろう」

ホームレスのための連合『ホームレスのため
のチャリティ ニューヨーク・ニューヨーク篇』
(アメリカ 1993 カンヌ金)「It's Up To
You(あなた次第)New York, New York.」

※このページは、天野祐吉、金子秀之『アメリカンコマーシャル傑作大全集』(1985)、金子秀之『海外TVコマーシャルの英語』(1990)、
金子秀之『世界の公共広告』(2000)、金子秀之『知的で、イキで、お洒落な 世界の広告たち』(2010)、
金子秀之『新版 世界の公共広告』(2013)、金子秀之『世界いろいろ 広告いろいろ』(2016)を参考にしました。

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