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個人事業主(非伝統的)

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宮沢賢治『注文の多い料理店』(1924)
「沢山の注文というのは、向うがこっちへ
注文してるんだよ。[青空文庫]

『はじまりへの旅』(2016)の
一家とホームスクーリング

なぜ学校を廃止しな
ければならないのか
 多くの生徒たち、とくに貧困な
生徒たちは、学校が彼らに対して
どういう働きをするかを直観的に
見ぬいている。彼らを学校に入れ
るのは、彼らに目的を実現する過
程と目的とを混同させるためであ
る。過程と目的の区別があいまい
になると、新しい論理がとられる
。手をかければかけるほど、よい
結果が得られるとか、段階的に増
やしていけばいつか成功するとか
いった論理である。このような論
理で「学校化」(schooled)され
ると、生徒は教授されることと学
習することとを混同するようにな
り、同じように、進級することは
それだけ教育を受けたこと、免状
をもらえばそれだけ能力があるこ
と、よどみなく話せれば何か新し
いことを言う能力があることだと
取り違えるようになる。
イヴァン・イリッチ
『脱学校の社会』(1970)p.13
陸上界で最も「勝ちにくい」100mを諦めて、僕にとって「勝ちやすい」400mハードルにフィールドを変えたのは、僕が最も執着する勝利という目的を達成するために「必要だった」と納得できたからだ。
 400mハードルは、100mに比べて競技人口が圧倒的に少なく、当時はまだそれほど多くの国が参入していなかったこともあって、戦略的にも洗練されていなかった。だから「華やかさに欠け、注目されない」種目だったとも言える。しかし、見方を変えれば「だからこそ勝ちやすい」のである。
 100mで決勝にも出られない人間と、400mハードルハードルでメダルを取れる人間。どちらに価値があると自分は思うのだろうか。
 問いを変えることで、答えも変わってくるのである。
為末大『諦める力』(2013)p.25-6
タニタの「日本活性化
プロジェクト」
この活性化プロジェクトのミソは、「
会社員」と「フリーランス」のいいと
こ取りだという点です。---
個人のメリット
1.手取り収入が増える可能性が高い。
2.年功序列によらない成果に応じた報
酬が期待できる。
3.会社が負担していた社会保障相当額
がキャッシュで受け取れるの
で、本人の判断で各種保険に入り、社
員時代と同等程度の保障を得ること
が可能。
4.請け負う業務が明確になる。本人
の意思に反した業務内容の追加や部
署の変更、転勤などがなくなる。
5.業務委託契約は毎年見直すので、
状況によって、仕事の内容や分量を
変えることができる。
6.社内の他の部署や他社からの仕事
を請け負うことも可能になるため、
報酬の上積みにつながる。これまで
以上に幅広い仕事を経験することで
、スキルの向上や能力開発にもつな
がる。
7.働く時間や場所を自分で決められ
る。行動の自由度が上がる。「もう
一度勉強するために仕事をセーブし
たい」「子育てや介護に時間を使い
たい」「前年度は仕事に集中したが
、今年度はプライベートを充実させ
たい」などライフステージに応じて
、働き方に緩急をつけられる。
8.主体的なキャリア形成がしやすく
なる。定年もないので、本人が望め
ばいつまでも働ける。
個人のデメリット
1.収入の安定が確保されない。
2.確定申告の手間がかかる。
3.自己コントロール力やライフプラ
ンニングの能力が問われる。
企業のメリット
1.定年までの保障がなくなるので、
働く人の「主体性」に磨きがかかり
、緊張感を持って仕事をしてもらえ
る。
2.「頑張った分だけ報われる」と感
じてもらえれば、個人の利益と会社
の利益が一致し、シナジー効果が期
待できる。
3.個人が社内外の仕事を新たに請け
負うことによってスキル向上や人脈
の広がりが期待でき、それが会社に
もプラスの効果をもたらす。
4.自由度の高さに惹かれて、優秀な
人材が集まることが期待できる。
企業のデメリット
1.個人事業主として他社の仕事をす
ることを止められない。
2.優秀な人材が流出するリスクがあ
る。
彼ら・彼女らが社員だった2016年に
手にした給与(残業代込み)・賞与に
比べ、(2017年には)7人合計の手取
り収入が28.6%もアップしたのです
。これは実額にすると、7人合計で
1400万円に近い金額です。では、会
社の負担額はどうだったのかという
と、全体で1.4%の増加にとどまりま
した。これは実額でいえば約80万円
の負担増でした。もう少し内訳を詳
しくいうと、あるメンバーは、社員
時代に行っていた仕事にプラスして
他社の仕事を請け負ったようで、最
終的に手取りは7割近い増加となり
ました。一方、ほとんど業務内容が
変わらなかった人たちも、おしなべ
て手取りが増え、一番少ない人でも
16%は増加したのです。
谷田千里『タニタの働き方革命』
(2019)p.12,64-6,85-6
罰がなければ、逃げるたのしみもない
安部公房『砂の女』(1962)p.4
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そして私は、人が通ら
ない道を選んだ。その道のりは、
想像を超えるほど大変なものだっ
た。しかしそのことが、どれほど
私の人生を刺激的で、おもしろい
ものにしてくれたことか。
ロバート・フロスト
『The Road Not Taken』(1916)
「みんな、掟のところにやっ
てくるはずなのに」と男が言った。
「どうして何年たっても、ここには
あたし以外、誰もやってこなかった
んだ」。門番には男がすでに死にか
かっていることがわかった。聞こえ
なくなっている耳に聞こえるような
大声でどなった。「ここでは、ほか
の誰も入場を許されなかった。この
入り口はおまえ専用だったからだ。
さ、おれは行く。ここを閉めるぞ」
フランツ・カフカ『掟の前で』(1915)p.154-5
「よいか、ここでは、お
なじ場所にとどまっておりたければ、
力のかぎり走らねばならんのじゃ。も
しどこかほかの場所に行きたいのであ
れば、少なくとも二倍の速さで走らね
ばならんぞ!」
ルイス・キャロル『鏡の国のアリス』(1872)p.58
リフレーミング
事実に対して与えている意味づけを変え、異なる見方でとらえ直すこと。家族療法の中心技法の一つ。
Weblio辞書より

ドミノ効果[2][3]

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