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権利

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合衆国憲法 修正第9条
人民のその他の権利
この憲法において一定の権利を列挙
したことをもって、人民が保有する
その他の権利を否定し、または軽視
したものと解釈してはならない。
[解釈]アメリカ合衆国の人民の人権
・権利・自由は、この憲法に明確に
記述されたものだけに限定されるわ
けではないと宣言している。即ち、
常に人民の「新たな人権・権利・自
由」が追加されて保護される可能性
が保障されていなければならないと
いうことであり、憲法に記された権
利・自由は飽くまで「その時点にお
ける部分的な権利・自由」に過ぎな
いと解釈されるべきなのである。
アメリカの憲法
修正第九条~修正第十二条 Biglobe
日本国憲法 第12条
この憲法が国民に保障する自由及び
権利は、国民の不断の努力によって、
これを保持しなければならない。
又、国民は、これを濫用しては
ならないのであつて、常に公共の福祉
のためにこれを利用する責任を負ふ。
第13条 すべての国民は、個人として
尊重される。生命、自由及び幸福追求
に対する国民の権利については、公共
の福祉に反しない限り、立法その他国
政の上で、最大の尊重を必要とする。
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1.権利
1.ある物事を自分の意志によって自由
に行ったり、他人に要求したりする
ことのできる資格・能力。「邪魔する
権利は誰にもない」「当然の権利」
「権利を主張する」↔︎義務。
2.一定の利益を自分のために主張し、
また、これを享受する法律上の能力。
私権と公権とに分かれる。
「店の権利を譲る」↔︎義務。
→ライツ(rights)
3.権勢と利益。
goo辞書より

私は、デモや社会運動によって、
差別を声高に主張したいとは思いません。
なぜなら、私は日本人男性であり、
無意識のうちに女性を差別している
立場かもしれないからです。
そして、一般的な女性よりも恵まれた
立場にいることは認識しています。
男性がドレスを着る権利には1つの驚きや
発想の転換(コペルニクス的転回)が必要です。
それは、コインの表面から見ると、
社会的に女性を差別する男性が、
裏面から見ると、社会的に
差別される立場でもあるという点です。

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2.民主化[名詞](スル)
考え方・制度などが民主的なものに
変わっていくこと。
また、そのように変えていくこと。
「職場を民主化する」
goo辞書より

ファッションの民主化とは、性別に関わらず
ファッションを着られるという意味です。
私はドレスやワンピースは、そういった自由が
制限されていると考えます。
性別という生まれながらの条件によって、
特定の性別の人たちの権利が制限される状況は
改善されなければならないと考えます。

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3.差別[名詞](スル)
1.あるものと別のあるもの
との間に認められる
違い。また、それに
従って区別すること。
「両者の差別を明らかにする」
2.取り扱いに差をつけること。
特に、他よりも不当に
低く取り扱うこと。
「性別によって差別しない」
「人種差別」
goo辞書より

たとえ男性がドレスやワンピースを
着ることが男らしくないとしても、
全ての衣料品企業が男性用ドレスや
ワンピースを市場に供給しないのは、
男女平等の原則に反します。
女性用ドレスやワンピースの独占レントを
維持強化する結果につながり、社会が
男性差別を助長する風潮を生み出しています。

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4.独占[名詞](スル)
1.自分ひとりだけのものにすること。
独り占め。「人気を独占する」
2.特定の資本が他の競争者を排除し、
生産と市場を支配している状態。
goo辞書より
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5.偏見
かたよった見方・考え方。ある集団や
個人に対して、客観的な根拠なしに
いだかれる非好意的な先入観や判断。
「偏見を持つ」「人種的偏見」
goo辞書より

男(女)らしさは、ただの偏見であり、
存在しない可能性が高いです。
それらは、人間性や個性などの
自分らしさに収斂する
一種の性格でしかありません。
男性がドレスやワンピースを着てはいけない
という現在の常識は、神話や偏見であり、
ただの性差別の可能性が高いです。
それは、女性を意図せずレントシーキング、
二重基準の受益者にして、差別を助長する
結果につながっています。

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ある企業がその製品の唯一の
生産者であり、その社の製品が密接な
代替材をもたないとき、その企業は独
占であるという。独占になる基本的な
原因は参入障壁である。すなわち、他
の企業が市場に参入し、その企業と競
争することができないために、独占企
業は市場において唯一の売り手であり
続けるのである。さらに、参入障壁の
源泉には以下の三つがある。
・主要な資源が一つの企業に
保有されている。
・政府がある財やサービスを
生産する排他的な権利を
一つの企業のみに与えている。
・生産費用の面で、たくさんの企業
よりも一つの企業のほうが
効率的になる。
グレゴリー・マンキュー『マンキュー経
済学 第2版 ミクロ編』
(2003)p.419-20

[一部改変]ある性別がドレスやワンピ
ースの唯一の消費者であり、そのドレ
スの性別が密接な代替をもたないとき
、その性別は独占であるという。
独占になる基本的な原因は参入障壁で
ある。すなわち、他の性別が市場に参
入し、その性別と競争することができ
ないために、性別による独占は市場に
おいて唯一の買い手であり続けるので
ある。さらに、参入障壁の源泉には
以下の三つがある。
・主要な資源が一つの性別に
保有されている。
・偏見がドレスを消費する排他的な権
利を一つの性別のみに与えている。
・生産費用の面で、たくさんの性別
よりも一つの性別のほうが
効率的になる。

ロサンゼルスにある特殊美術
館のひとつ「ミュージアム・オブ・ト
レランス」に行くと、双方向体験型の
展示室があり、自分がどんな人々に寛
容になれないかがわかるようになって
いる。標的とされがちな人々(黒人、
女性、ユダヤ人、同性愛者)のほかに
、肥満体、ブロンドの女性、身体障害
者などの展示もある。あらゆる偏見を
テーマとして、誰にでも少なくともい
くつかの偏見があることに気づかせる
ために作成されたビデオを見たあと、
見学者はふたつの扉のどちらかを通っ
て、美術館本館に進む。ひとつの扉に
は「偏見あり」、もうひとつには「偏
見なし」と書かれている。「偏見なし
」の扉には、趣旨がわからない人のた
めに鍵がかかっているが、ときどき勘
違いする見学者があらわれる。私たち
がある日の午後、ここを訪れると、ユ
ダヤ教敬虔主義の人物が4人、こちら
から入れてくれと「偏見なし」のドア
を叩いて怒っていた。
キャロル・タヴリス、エリオット・
アロンソン『なぜあの人はあやまちを
認めないのか』
(2007)p.57
講演の終わりに、背の低い中年
男性がやってきて個別に質問してきた
。「それだけの女性科学者というのは
、どこにいるんだね? 女性のノーベル
賞受賞者というのはどこにいるんだ?
」と、彼はあざ笑いながら聞いた。「
女はとにかく、男ほど科学には向いて
いない。女性は知的に劣っていること
が証明されているんだ」。彼が顔の間
近に迫ってきたので、私は部屋の隅に
追い込まれた。性差別主義の暴言は、
すぐさま人種差別的なものに変わった
。私は反論しようと試みた。私が知っ
ている優れた女性科学者の名前を挙げ
た。学齢期の女子は男子よりも算数が
できることを示す若干の統計値をかき
集めた。だが、しまいに諦めた。私も
この男性と同等の人間だと彼に思わせ
ることを、何一つ言えなかったのだ。
 私たちのうちのどれだけ多くが、こ
の男性のような人物に遭遇してきただ
ろうか? 人を見下したようなボス。男
性優越主義のボーイフレンド。ネット
上の荒らし。私が武器として欲しかっ
たのは、彼らが間違っていることを示
せる一連の科学的主張だ。男女平等は
単なる政治的な理想ではなく、すべて
の女性が生まれながらもつ生物学的な
権利であるという事実を強化するため
に。
アンジェラ・サイニー『科学の女性
差別とたたかう』
(2017)p.22-3
1955年の12月に入ったばかりの
夕暮れ、私はアラバマ州モンゴメリー
の市バスに乗り、「黒人席」の一番前
に座っていました。白人の乗客は「白
人席」に座っていました。白人の乗客
がさらに何人か乗り込んでくると、「
白人席」がいっぱいになってしまいま
した。そういうことになると、私たち
黒人は、白人乗客に席を譲ることにな
ってしまいました。しかし、私は動き
ませんでした。白人の運転手が「前の
席を空けてくれ」と言いましたが、私
は立ち上がりませんでした。私は白人
のいいなりになることに疲れていたの
です。「お前を逮捕させるぞ」と運転
手が言いました。「かまいませんよ」
と私は答えました。白人警官が二人や
ってきました。私はそのうちの一人に
「あなたたちは、皆どうして私たちを
いじめるのですか」とたずねました。
その警官は答えました。「わからない
が、規則は規則だ。お前を逮捕する」
ローザ・パークス
『ローザ・パークス自伝』(1992)p.2-3

バーミンガム暴動(1963)

ジェンダーバイナリー(1)
男性か女性の二択のみで、生物
的性で性別を分類する見解
ノンバイナリー(2)
男性にも女性にも分類されない性別認
英和辞典 WEBLIO辞書(1)(2)
2006年に都内で開催された
日仏合同セミナー(政官学参加の少子
化セミナー)での話です。2006年は、
第2次世界大戦後の出生率の大きな低
下を欧米のほぼすべての先進諸国が経
験し、人口減少を危惧する状況でした
が、そんななか、フランスが出生率2
への回復を達成した年でした。
 当時、上智大学で教授をしていたフ
ランス人女性が講演者の1人として登
壇しました。彼女は「日本の女子大生
、しかも高学歴な女子大生たちの発言
に驚愕した」と語り、彼女と女子生徒
との次のようなやりとりを紹介しまし
た。
「あなたたち、結婚は?」
「いつかはしたいです!」
「では、恋人は?」
「欲しいですね!」
「子どもは欲しくないの?」
「いつかは欲しいです!」
「……」
 日本人からすると、よくある会話に
見えるかもしれません。しかし、この
フランス人女性の感覚では、20歳近
い女子大生たちのこれらの発言はあま
りにも無計画な発言に見えたそうです
。「大学生といえば、もし、子どもを
授かりたいと考えているのであれば、
当然パートナーを持つことについて真
剣に考えなくてはならない年齢です。
ところが彼女たちが「いつかは・いつ
かは」と連呼していることに、本当に
驚きました」と話していました。
 フランスでは中学からピルの処方が
あり、20歳手前くらいで「子どもを
どうするか」について考える文化が男
女ともにあるといいます。そうした考
えを当然とするフランス人の彼女から
すると、「日本の女子大生はこんな高
学歴層でさえも、生物学的限界
(biological limit)の概念を持っ
ていないのだろうか?」と驚きを隠せ
なかった、と強調していました。
 このフランス人教授の指摘に従えば
、日本の若者は恋愛や結婚や子どもを
授かることに関して、「いつかは・い
つかは文化」とでも言い表すべきよう
な状況に陥っているように見えるとい
うことになります。
天野馨南子『データで読み解く
「生涯独身」社会』
(2019)p.37-9

ブラック・ライヴズ・マター

オール・ライヴズ・マター

ブルー・ライヴズ・マター

『アニ×パラ~あなたのヒーローは
誰ですか~』(2017-)[2]

衝撃の内部映像、収容者“暴行”入管施設で何が
(2019)

入管施設でスリランカ人女性が死亡 調査公表
も残る疑問(2021)

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