行動する女たちの会
<行動する女たちの会>
行動する女が未来を拓く −行動する女たちの会
20年の記録−(ダイジェスト)
作詞: なかにし礼『恋の奴隷』(1969)
「あなたと逢ったその日から
恋の奴隷になりました
あなたの膝にからみつく
小犬のように
だからいつもそばにおいてね
邪魔しないから
悪い時はどうぞぶってね
あなた好みのあなた好みの
女になりたい」
奥村チヨさんの20年後の告白
20年後、この歌を歌った奥村チヨがNHKスタジオパークで告白した。「私はこんな歌を歌うタイプの人間ではなく、この歌がイヤだった。しかしプロダクションの要請でやむをえず歌った。私は『終着駅』という歌を歌いたかった。会社にその旨申し出ると『この歌はまだはやい』といわれた。それならやめると言った時、『終着駅』を歌わせてもらった。ベタベタするのは嫌いで、私は私というタイプなのです。」
行動する会記録集編集委員会『行動する女たちが拓いた道』(1999)p.32-3
サンスター『ニューグリーンサンスター』(1973)
花王『メリットシャンプー』(1973)
口中がくさい(歯みがきのCM)、フケが落ちている(シャンプー)というだけで、男が女から離れていく描写など、まるで女は品物なみ。(杉田マキ 「女」No.1 p.174-5)
作詞: 山上路夫『世界は二人のために』(1967)
第18回NHK紅白歌合戦出場
「あなたと二人」
「二人のため 世界はあるの」
作詞: 北山修『花嫁』(1971)
第22回NHK紅白歌合戦出場
「命かけて燃えた
恋が結ばれる」
作詞: 小坂明子『あなた』(1973)
第25回NHK紅白歌合戦出場
「もしも私が家を建てたなら」
「家の外では坊やが遊び
坊やの横にはあなた」
そして私はレースを編むのよ」
『世界は二人のために』にしても、『花嫁』にしても、結婚をロマン的に、詩的に歌ったものはヒットするようだ。(酒井ゆか子 「女」No.2 p.196)
作詞: 千家和也『あなたにあげる』(1974)
第26回NHK紅白歌合戦出場
「可愛いだけの 恋なんて
あなたにあげる 私をあげる
あゝあなたの 私になりたいの」
どうして女だけがあげるなのでしょうか。
作詞: 橋本淳『わたし女ですもの』(1974)
第26回NHK紅白歌合戦出場
「愛を求めてすがり生きる
わたし女ですもの」
作詞: 千家和也『女の純情』(1974)
第26回NHK紅白歌合戦出場
「お側にいるのが 迷惑ならば
何処か陰にかくれて あなたを見てるわ」
男性作詞家たちは、女が耐えて泣いてすがって生きて捨てられて旅に出る。そんな女性がお好みのようです。
(行動する女たちの会資料集成 第5巻 p.63)
作詞: 千家和也『ときめき』(1974)
「女の子にしたら最初で最後なの
大事にしてね、大事にしてね」
耳ざわりよく、詩的に歌われている故に、多くの少女たちは、知らず知らずのうちに、体制の網の目にからめとられてしまうということだ。(酒井ゆか子 「女」No.2 p.196)
作詞: なかにし礼『心のこり』(1975)
第26回NHK紅白歌合戦出場
「私バカよね おバカさんよね
うしろ指 うしろ指 さされても
あなた一人に命をかけて」
作詞: 阿久悠『ロマンス』(1975)
第26回NHK紅白歌合戦出場
「生まれて始めて 愛されて
私はきれいに なって行く」
愛されてきれいになるというのは、パターン化されていますね。
(行動する女たちの会資料集成 第5巻 p.63)
作詞: 関沢新一『大勝負』(1970)
第21,26回NHK紅白歌合戦出場
「一つ男は 勝たねばならぬ
二つ男は 惚れなきゃならぬ
三つ男は 泣いてはならぬ」
男の自由を束縛しています。男性ももっと本音で生きていってもらいたいものです。
ハウス食品工業『シャンメン』(1975)
「私、作る人」「僕、食べる人」国際婦人年をきっかけとして行動を起こす女たちの会が抗議。1ヶ月ほどでCMの放送は中止。
ひらけ!ポンキッキ『パタパタママ』(1976)
フジテレビにて、担当者に対し、抗議と要望を申し入れた。「望んでも出口のない主婦の日常をチャカすとは主婦の痛みを知らなさすぎる」(中略)パタパタママはその後放映されていないようだが、この番組は76年度テレビ大賞、優秀番組賞を受賞したんだそうな。
(行動する女たちの会資料集成 第5巻 p.148)
1977年、サンデー毎日の「女の先生はやっぱりダメだ!」というタイトルに、「国際婦人年をきっかけとして行動を起こす女たちの会」が抗議。結果「女の先生はダメとは何だ!」という特集が。その表紙写真を今日撮ることができた。 pic.twitter.com/pIVUvl5VPY
— 山口智美 (@yamtom) January 9, 2016
先ほどのエイズ予防財団ポスターが1991年、そしてサンデー毎日の「女の先生はやっぱりダメだ」記事は、1977年で、40年も前のことだ。しかし、今の日本社会、そこから進歩したのかかなり自信がないぞ…. pic.twitter.com/yMdv2dHZsE
— 山口智美 (@yamtom) September 1, 2018
お気に召すまま
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) December 31, 2020
作画 飛鳥狂花
おい! お茶!
ハイ お部長!
おい! お茶!
ハイ 係長!
おい! お茶
ハイ 課長
やっと...
おい! お茶!
おい! お茶
ハイ?
おい! お...
『女・エロス No.8』(1977)p.60-1 pic.twitter.com/s9Nvx1OR0X
伊藤園『お〜いお茶 お抹茶』(2020)[15秒]
(承前)やむなし最後の手段......
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) December 5, 2020
完全就職でもするかー
とはいえ
わが豊かな可能性をこのようなことで
埋ぼつしてよいものか......
そんな呑気なこと言ってるバヤイじゃないぜ
ボクも失業しちゃった......
わが雇用の安定ならずー
ENDLESS
『女・エロス No.10』(1978)p.138-9
(承前)女の子ってかわいそねー
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) December 5, 2020
でもパパががんばってくれてるから たすかっているのよねぇ
やっぱり男にはかなわないわよ
とうさんおかえり
女の方が 楽なのよ 楽なのよ
そーなの そーなの
男は たいへん
男は たいへん
くっ
正解: 彼女は笑っているのです。
完
『女・エロス No.11』(1978)p.130-1
エネルギー・アレルギー
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) December 4, 2020
科学技術庁(現文部科学省)『原子力の日 ポスター』(1978)https://t.co/gYSvYgzBaJhttps://t.co/Cqc260FNxx pic.twitter.com/UuUAhHssfi
科学技術庁『原子力の日 ポスター』(1978)
大阪府庁と通算局の出先機関に抗議に出かけた。(中略)結局、課長は「個人的にはあのポスターは問題があると思う」といわざるを得なかった。それをとらえて、「それでは、私たちと意見が一致しましたね、配布しませんね」ということになった。(「女」No.12 p.161)
アサッテ君
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) September 18, 2020
23日 売れる!
24日 売れる!
25日 パタッ!
26 27 28 29 30 あとはますます売れなくなる
23歳
24歳
25歳 パタッ
26 27 28 29 30 あとはますます
なんの話?
ナンデモナイ
毎日新聞1978.12/25 17面(画像) pic.twitter.com/dfodSG9JdO
毎日新聞『アサッテ君』(1978)
性に関する通俗的な意識にのって笑いを誘う姿勢や女のおかれている立場への思いやりのなさに対して、さっそく27日に抗議に行って来ました。
(行動する女たちの会資料集成 第5巻 p.326)
作詩: さだまさし『関白宣言』(1979)
「関白宣言」はようするに、戦前の民法に規定されていたのとちっとも変わらない旧態依然たる夫に対する妻の義務をうたっているのだ。にもかかわらず、やさしげなフォーク調のメロディと時に挿入されるユーモラスな脱線とはその歌詞が意味するところの重大さと毒気とを大きく緩和し、その結果として女をして反逆ののろしをあげさせるよりも、むしろ「男なんて単純でかわいいものネ」という一種容認としてあわれみの気持をおこさせてしまうことにまんまと成功しているのである。男の命令口調の裏側にすかしてみえる未自立の個と甘え。そして不条理とは知りつつ、こうした男の幼稚な自我安定願望をこの上なくいとしくいじらしいと感じ、そのまま抱きとってしまう女。
(田中 婦人問題懇話会会報 No.31 p.58)
桃屋『江戸むらさき 千鳥足篇』
(1979)「お父さんがんばって!」
NHK教育テレビ 英会話II「亭主関白」
(1980 この回ではない。内容は無関係)
あなたは奥さんを完全にコントロールしているんですね。
もちろん! 女房なんてどうにでもなるものです。
奥さんの権利や感情を考えたことは?
そんなこと知ったことじゃない。私に尽くすのが妻の仕事なんですから。昔の人も言っている。女は夫をもって天となし、と。
大山夫人、ご主人は奥様を召使いと思っているようです。
仕方ありませんわ。
(行動する女たちの会資料集成 第1巻 p.155)
NHK英語会話II四月号(中略)では、「女房なんてどうにでもできるものですよ。」「私につくすのが女房の仕事なんですから。」「女は夫をもって天となし……」等の性差別的文章がくり返し出されている。p.55
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) July 12, 2020
行動する会記録集編集委員会『行動する女たちが拓いた道』(1999)p.56(画像) pic.twitter.com/2vWI0mcAyX
「個性と情操を育てるワンダーブック」5月号抗議
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) September 18, 2020
『行動する女たちの会資料集成 第6巻』(2016)p.94(画像) pic.twitter.com/FjDv8D9KR5
世界文化社『ワンダーブック 5月号』(1981)
ワンダーブックの返信。「"家事は、家族全員で分担すべきもの"というご意見は全くその通り。しかし、6月号では"おとうさんのにちようび"というテーマで、いろいろな家事(料理・育児・買い物・洗濯)にいそしむおとうさんが登場しています。あわせて見れば、"家事は家族全員で分担すべきもの"ということを、子どもたちにも理解してもらえる。
(行動する女たちの会資料集成 第6巻 p.95)
(承前)しかし、それはあくまで一般論にしかすぎません。よく自分の適性を考えてトライしてください。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) November 4, 2020
1983年2月、優生保護法改悪案(妊娠中絶非合法化)がいつ国会に上程されるか、情勢がもっとも緊迫した時だった。p.13
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) July 12, 2020
三井マリ子、中嶋里美、坂本ななえ『女たちは地球人』(1986)p.11(画像) pic.twitter.com/ct4CWKZxlN
朝日新聞『フジ三太郎 優生保護法改悪支持』
(1983)行動する女たちの会が抗議
3/15、サトウサンペイ氏は優生保護法改悪反対のマンガを紙上に載せてくれた。p.20
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) July 12, 2020
三井マリ子、中嶋里美、坂本ななえ『女たちは地球人』(1986)p.19(画像) pic.twitter.com/25www1wgMx
抗議を受けて、朝日新聞『フジ三太郎
優生保護法改悪批判』(1983)
マルマンH&B『禁煙パイポ』(1984)
「私はコレで会社を辞めました」自分の奥さんや同僚を小指で表しますか。こんな品のないことを子どもに教えます?「私の会社は女性や熟年のための健康を増進する商品を一貫して目指している。実は最初、女性の反感があってはマズイと思いOLや年輩の女性もモニターに頼んだが、オモシロイということだった。CM綱領も気にしたが、遅い時間にはヘンなのも多い。抗議は今までなかった。週刊誌などでは大変話題になり、好意的だ。
(行動する女たちの会資料集成 第6巻 p.436)
講談社発行のコミック雑誌『モーニング』の広告で、汗でぬれた薄いTシャツをまとった女性の乳首を、男の手がハシでつまみあげている写真だ。コピー文は「チチも愛読、ハシからハシまで」p.24
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) July 12, 2020
三井マリ子、中嶋里美、坂本ななえ『女たちは地球人』(1986)p.21(画像) pic.twitter.com/NFAccq7hgZ
講談社『週刊モーニング』(1984)の車内広告
(アメリカの学生の反応)
「チチも愛読。ハシからハシまで大人のコミック」「これが出来た時、見てどう感じましたか」「私はただ、その時は美しいとだけ……」(我々四人)「エーッ美しい?!これが。これのどこが一体、美しいといえるんですか」(少しとまどいながら)「この…腕の…汗の部分が美しい…と」「ふざけないで下さい。それなら腕だけ写せばいいでしょう」「……」(ハシで乳首をつまんでいるところを指さして)「この部分はどうですか」「そこになりますと美しいとは、言えませんです…」A.B両氏は終始無言。「男性のペニスをハシでつまんでいる同じ様なコピーを見たらどう感じますか。三人順に答えて下さい」A氏「そんなことをする人はいないと思います。醜いと思う」「いないと言うけど実際あなた達は同じことをやっているんですよ」奥田氏「ただもう反省しています。今後はこの様なことの無いよう十分配慮しまして…」
(行動する女たちの会資料集成 第6巻 p.369-70)
このポスターは朝日新聞木曜版『マリオン』の車内広告である。都内の私鉄車両壁面に十月初めからはり出されていた。p.55
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) July 10, 2020
三井マリ子、中嶋里美、坂本ななえ『女たちは地球人』(1986)p.43(画像) pic.twitter.com/ffSVX6Wgnr
朝日新聞『マリオン』(1985)の車内広告
「性の商品化だなんて神経質過ぎるんじゃ、女性社員や記者にも見せたが拒否反応はなかった」etc。明るい日射しとさわやかな笑顔にごまかされてしまいそうなポスターだが、男性週刊誌ならばともかく、朝日新聞のマリオンとあっては…。あなたも抗議を!
(行動する女たちの会資料集成 第6巻 p.460)
ホームの踊子
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) August 27, 2021
Dancer on the station platform
ういーくぽいんと
え・武田秀雄
西船橋駅ホーム転落死事件を戯画化した一コマ漫画。女性側がストリッパーだったために、このように描かれたと思われる。同ページに事件への言及はない。
朝日新聞社『朝日ジャーナル 1986年1月31日号』p.114 pic.twitter.com/fTK4Mt9M2v
p.224
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) October 24, 2021
Well, check your body by visiting the company! Is it important to dress up in the bathroom ?! There is no such joke company.
えっ、会社訪問でボディチェック! トイレで身づくろいも肝心だって?! こんな冗談企業あるわけないよなァ〜 pic.twitter.com/wZnstbeJfR
p.226
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) October 24, 2021
With this, the job offer is certain.
これで就職内定は太鼓判
I'll show it only to the HR manager san.
ウッフッフ 人事部長サンだけに見せてあげる
Arai Megumi
新井 恵 pic.twitter.com/bXBTg6QzQ2
フジテレビ『夕やけにゃんにゃん』(1985-7)
の「ザ・スカウト アイドルを探せ」[1]
おニャン子クラブへの入会審査風景には奴隷市を想像させられた。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) August 29, 2021
三井マリ子「夕やけにゃんにゃんを斬る 女の人権を否定・侮辱するのも「表現の自由」ですか」
メディア総合研究所『放送レポート No.80 1986年5月号』所収 p.20-1https://t.co/3OyS9n8GZ6 pic.twitter.com/7e8fl9kCHh
(承前)女性たちがこんなふうに番号札をつけて男性が買ってくれるのを待っている。貧困ゆえにその道を選ばざるを得ない第三世界の女性と、出演料をもらってテレビ局の車で家まで送ってもらう日本の高校生とでは、置かれた状況が全く違うにせよ、男のやっていることは同じ。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) August 29, 2021
NHK総合『さわやかシェイプアップ』
(1985-95)[1]
NHK総合テレビ 平日8:30~『おはようジャーナル』の末尾の「さわやかシェイプアップ」
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) August 29, 2021
NHK Weekdays 8: 30- "Refreshing Shape Up" at the end of "Good Morning Journal"
加藤春恵子「人権とシェイプ・アップ番組」
『マスコミ市民 No.271 1991年4月号』所収 p.32https://t.co/PRXuLyiHnS pic.twitter.com/9HbdVcFoNH
What is the message of silence that you can feel from the screen? Young beautiful women are healthy and refreshing, and it is "normal" to want to be that way. It is a sense of value that what is done is "abnormality", and it is a distortion of "ugly", "fat", and "elderly".
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) August 29, 2021
フジテレビ『オールナイトフジ(深夜番組)』
(1983-91)(女子高生スペシャル 1時間25分)
"All Night Fuji," which once featured female college students, became popular because it made a good female college student embarrassed about pornographic video commercials.
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) August 29, 2021
「鳥肌は南へ飛んでいく。」
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) March 4, 2021
朝日新聞 1990.12/11 夕刊8面 伊勢丹(画像) pic.twitter.com/CYQS4ScnuQ
伊勢丹(1990)
以下は伊勢丹広告宣伝課の土屋氏とのやりとり。
全面広告を不快に思ったので。
黒人モデルですか。
まさか。全体から受ける印象が鳥肌立つようで。ピンク週刊誌の広告かと思った位で、伊勢丹にしてはあまりにセンスがないのでは。文化人類学でも半開きの目や口は欲情をそそるシンボルとしているが、そういったもので人目をひこうとしたのか。
そんな。このモデルはヴォーグにも出ているアメリカのトップモデルで、ウチとしてはそのファッションセンスの高さを出そうとしたわけで。
(行動する女たちの会資料集成 第8巻 p.6)
現役女子高生を知りなさい。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) February 20, 2021
乾くとブスになっちゃう。
サッポロビール『ティナ』(1988)
(画像左)
『PATiPATi 1988年 7月号と11月号』
⇒ https://t.co/v986GL92En
(画像右)https://t.co/bI1Hr2AP67 pic.twitter.com/6sLv3LUTNW
サッポロビール『ティナ』(1988)
10代の少女が上半身ヌード、片手で乳房をおさえ、もう一方の手に缶ジュース。商品の個性化の時代の戦略に企業は四苦八苦している現在、この広告/商品は誰に向けて発せられていると思いますか。この広告が一消費者のあなたにどう映っているか、そしてそれが購買意欲や、企業イメージとどういう関係にあるか伝えてやろうではありませんか。
「不快だ」「買いたくない」のコトバは企業の生命線に振れるはずです。(日本女性学会 第35号 p.9)
だから「女」は駄目なんだよな。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) March 6, 2021
私たちがいなかったらどうなると思ってんの。
ファクス一枚満足に送れないくせに。
三陽商会『車内吊り広告』(1988 ?)
船橋邦子「ポルノグラフィの政治学」(別冊宝島編集部『わかりたいあなたのためのフェミニズム・入門』(1990)所収)p.227 pic.twitter.com/ZYWaOAHTW6
<広告ウォッチング・プロジェクト
(日本女性学会 1988-9)>
パソコン
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) February 28, 2021
アイドルをコケティッシュに扱っている。このシリーズは、必ずわざとらしいポーズや表情で媚を強調しているものが目につく。
「NECのパソコン」斉藤由貴(モデル)
深澤純子「送られ続けるメッセージ─広告における「性」」『月刊「創」』(1990年1月号 p.43)所収https://t.co/a7GxBA4bci pic.twitter.com/HvPCL1bzOz
ファックス
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) February 28, 2021
駅構内の電飾看板。両脚を開いて、念入りにコケティッシュ、性的対象であることを演出している。
ピポパFax
パナソニック『Panafax UF 24』椎名桜子(モデル)
深澤純子「送られ続けるメッセージ─広告における「性」」『月刊「創」』(1990年1月号 p.44)所収https://t.co/a7GxBA4bci pic.twitter.com/8rW4OaWoOl
クレジットカード
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) February 28, 2021
肉体をあからさまに強調することで、モデルがアノニマス(没個性化)する。「広告すべき物品」を持って、意味もなくニッコリの典型。
SEAGULL(シーガル)
深澤純子「送られ続けるメッセージ─広告における「性」」『月刊「創」』(1990年1月号 p.45)所収https://t.co/a7GxBA4bci pic.twitter.com/vFiBFBe9Tr
旅行
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) February 28, 2021
連作ポスター。同一モデル(だと思うが)の足、顔なし上半身、横顔、入浴中の胸、手と見事にフェティッシュ(部品化)されてしまった女性。
企業名、モデル名、ともに不明。
深澤純子「送られ続けるメッセージ─広告における「性」」『月刊「創」』(1990年1月号 p.46)所収https://t.co/a7GxBA4bci pic.twitter.com/7C93lra1NT
ワイン
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) February 28, 2021
半裸のモデル。視線はカメラのレンズを見ているが、帽子のひさしの影で巧妙に弱められている。「自然」=女の性というよくあるパターン。
バイオはとってもワインです
深澤純子「送られ続けるメッセージ─広告における「性」」『月刊「創」』(1990年1月号 p.47)所収https://t.co/a7GxBA4bci pic.twitter.com/B8Jx5czDhB
カーペット(モデルは男性)
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) February 28, 2021
肉体よりは、個性が大事にされている。顔のアップはあるものの、視線はそらされていない。口も閉じている。
企業名、モデル名、ともに不明。
深澤純子「送られ続けるメッセージ─広告における「性」」『月刊「創」』(1990年1月号 p.47)所収https://t.co/a7GxBA4bci pic.twitter.com/KuvZy9SqWE
(承前)しかも都営だ。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) February 28, 2021
水曜ごとのシンデレラ
「宝くじ」
都営バスのポスター。
自動車
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) February 28, 2021
豪華なインテリアを誇る高級車、ということだろうが、「女の肉体のように、柔かく、温かい」という性的メッセージがよく読みとれる。
PERSONA
マツダ『ペルソナ』
深澤純子「送られ続けるメッセージ─広告における「性」」『月刊「創」』(1990年1月号 p.50)所収https://t.co/a7GxBA4bci pic.twitter.com/lx4tI7bstv
不動産
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) February 28, 2021
脚とハイヒールというフェティシズム=肉体の部品化による表現の典型例。コピーのアナロジーのつもりか? しかし、「性的」なメッセージが露骨に表現されている。
深澤純子「送られ続けるメッセージ─広告における「性」」『月刊「創」』(1990年1月号 p.52)所収https://t.co/a7GxBA4bci pic.twitter.com/OY86XxarcZ
ビデオデッキ
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) February 28, 2021
黒いスカート、ストッキング、そしてポーズのつけ方と念入りなフェティシズムである。
ひざの上から、新ジャンルを発表します。
日立製作所『LAP TOP-AV』
深澤純子「送られ続けるメッセージ─広告における「性」」『月刊「創」』(1990年1月号 p.53)所収https://t.co/a7GxBA4bci pic.twitter.com/FTB9KXOAWj
お知らせ
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) February 28, 2021
女性の耳たぶにぶらさがる男性。「見る側」の女には痛みと屈辱感がおこる。横顔は視線をはずさせるという手段でもある。
Printemps GINZA
’88秀作交通広告展
深澤純子「送られ続けるメッセージ─広告における「性」」『月刊「創」』(1990年1月号 p.53)所収https://t.co/a7GxBA4bci pic.twitter.com/0dyOHs3uTE
▼「買春、『日の丸に泥を塗り』アジア大会バスケ4選手謝罪」 https://t.co/JypxPcqQgu
— 九郎政宗 🕊️【∃】🌈🚩🖖 (@claw2003) August 21, 2018
…っていうけど、まだ日の丸に汚れていない所があると思っていたんですか?(@∀@)
※1991年の厚生省外郭団体「エイズ予防財団」ポスター↓ pic.twitter.com/Y34iOjAXGq
エイズ予防財団ポスター(1991)
「製作の意図は。」
「性行為による感染で、唯一予防に有効なのはコンドームです。とにかくそれを皆に知ってほしい、ということ。それと海外での接触に注意、との二点で博報堂に依頼しました」
「海外では買春を前提として?」
「買春もあるかもしれませんが、自由恋愛もあるでしょう。」
「外国人差別を感じますが。」
「でも国内での感染も、外国人から、と推定されるのが多いんです」
「ヌードは女性差別では。」
「むしろ女性を守る、ということです。ヌードは無防備さを表現するためで、なぜ女性かと言えば、きれいだからですよ。男のなんか誰も見ねえよ、というのが普通じゃないですか。」
「ポスターへの批判は。」
「特に聞いてないですねえ。どこの国と比べても世界一いいポスター、と言う人もいたくらいです。WHOにも送りました。」
(行動する女たちの会資料集成 第8巻 p.79)
テレビ東京系列『まいっちんぐマチコ先生』
(1981-3)
「白紙状態の子どもたちに、大人の歪んだ性意識・性文化を植えつける権利は誰にもない。マスコミの立場と責任を自覚しろ」と主張したが、テレビ東京の制作担当プロデューサーA氏(男性)は「私たちは、子どもたちを解放したいと思っているんですよ。この番組の制作意図というのは、受験競争・校内暴力・核家族化など様々な問題の中で、孤立し、うっ屈した子どもたちを、せめて30分でも解放してあげようというところにあるんです」と主張した。
(行動する女たちの会資料集成 第6巻 p.150)
(承前)こんな「常識」を年がら年じゅうたたき込まれていたら、創造的な能力はみんな去勢されてしまうだろう。住友商事には女性の管理職(課長代理から)は一人もいない。 (行動する女たちの会資料集成 第1巻 p.229)
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) November 4, 2020
意味のあることしたい。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) September 20, 2020
意味のないことしたい。
シチズン『ジャンクション』(1990)
『行動する女たちの会資料集成 第8巻』(2016)p.18(画像) pic.twitter.com/tTZFJzbbBA
シチズン『ジャンクション』(1990)
シチズン「ジャンクションは主に10代を対象にした商品。ポスターは東京都内だけに、140~150枚。雑誌に広告を出しました。
(中略)女性の体を手軽に使うメディアに批判があるのはご存知ですか?
博報堂の三上氏と小林氏「ポルノまがいのものと混同して誤解してほしくないし、若い人の見る目を信じています。
揺れる気持ちやコピーを表現するには、本当は何も着ていない方がいいのですが、そうもいかないので、できるだけ自然に手を胸に当てるというギリギリの線でやっているわけです。」
(行動する女たちの会資料集成 第8巻 p.19)
(1989年)6月ごろだったろうか、駅の構内で初めてそのポスターを見た。(中略)
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) August 9, 2020
「犯られた女、レイプされた女」-ポスターには何の説明もないが、受けた印象はそれだった。
p.11
行動する女たちの会『ポルノ・ウォッチング』(1990)p.9(画像) pic.twitter.com/Vz9RrispH6
3億もかけた広告を中止。(中略)カメラはハーブ・リッツ、モデルはタチアナと言い、共に一流の評価を受けている。6月には全国主要都市で電車の中吊りを張りめぐらし、駅の大型ポスターも7都市、計1000枚にのぼる。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) August 9, 2020
p.22
行動する女たちの会『ポルノ・ウォッチング』(1990)p.16(画像) pic.twitter.com/aNN25524qp
p.169(画像左)
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) July 16, 2021
p.168(画像右) pic.twitter.com/FML3Onlnst
三楽(現メルシャン)『ローリングK』(1989)[2]
私たち(行動する女たちの会)はこの広告を「レイプを連想させる」と抗議したが、それに対しては「考えもしなかった」。
ではいったい何でこのモデルは横たわっているのか。「広告とはロジック通り撮るものではない。ただビジュアル的にインパクトをねらっただけ」。
何を描こうとしているのか。「女性の強さだ。からかいにも負けない毅然とした女を描いた」。
強い女が、どうして泥にまみれなくちゃいけないのか。「ウーン、これはケンタッキーの土のイメージ………。」爆笑。
性差別、レイプといった言葉にはあくまで頑なで「そんなつもりはない」の答えしか返ってこない。これは言わば会社への「誠意」なのだろう。
話し合いも終わり近く、突然テレビカメラが入ってきた。アメリカのフォックスTVと言う。いったい誰が、どういうルートで連絡を取ったのかまったく不明。ともあれ日本の女のドキュメンタリーを撮って全米ネットで流す、とのことでいくつか質問にも答えた。
(中略)29日、即時撤回とCF中止決定。
(行動する女たちの会資料集成 第7巻 p.267-8)
通勤の足となると、イヤだから乗らないというわけにはいかない、悔しいけれど。(中略)快適な車内環境を保証するのが鉄道会社の義務なのに、高い運賃を払った上に、どうしてこんな気分を味わわされなければならないのだろう。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) August 9, 2020
p.27-8
行動する女たちの会『ポルノ・ウォッチング』(1990)p.25(画像) pic.twitter.com/PSpsHVfxA7
「言われてみれば、ちょっとやり過ぎだなあ」
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) August 9, 2020
そう話しながら、電光看板を通り過ぎるサラリーマンたちを見かけたメンバーもいる。何よりうれしいのは、自分の漠然とした不快感の理由が確認できたという女たちの声だ。
p.37
行動する女たちの会『ポルノ・ウォッチング』(1990)p.29(画像) pic.twitter.com/ZhNoKEF6ZC
西武鉄道『西武園プール』広告(1989)
私たちは28日に運輸省記者クラブで記者会見をした。(中略)記者会見の最中、三楽が「ローリングK」ポスターの撤去、CMの中止を決定したとの朗報が入り、私たちは全員有頂天だった。快挙!よし、西武鉄道の方も、!と士気が高まった。
翌日から、新聞や週刊誌に、抗議のことが掲載されるようになった。
(行動する女たちの会資料集成 第7巻 p.270)
(中略)そして、90年夏。私たちの「貴重な意見を参考に」していただいた結論が、なんとコレ! またしても、女の体を使ったポスター。性差別への認識と広告のセンスのほうは、「ピチピチ」と育たなかったのか。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) August 9, 2020
p.40
通勤電車の中で、あなたの目の前に押しつけられるスポーツ紙。(中略)
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) August 9, 2020
「あれ、気分悪いのよね」
「目のやり場に困っちゃう」
とか言いながらも、意識のスイッチをパチッと切って、見て見ぬふりをしているのが実情ではないか。
p.60,61
行動する女たちの会『ポルノ・ウォッチング』(1990)p.59(画像) pic.twitter.com/HPXWBPTTgl
ポーズがとっても不自然です。車の上にこんな姿勢ではふつう乗れません。ハイレグの水着、金髪、挑発的なポーズと、外国人の女性をセックスシンボルのように描いています。そこが差別的です。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) August 9, 2020
p.105-6
行動する女たちの会『ポルノ・ウォッチング』(1990)p.108(画像) pic.twitter.com/pBjhCqQVqp
車内であなたの目にこんなものが-「ビオフェルミン」のお腹のポスター、でなきゃ「デルモンテ」のお尻のステッカー、これが見えてたんじゃないですか?!
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) August 9, 2020
p.110
行動する女たちの会『ポルノ・ウォッチング』(1990)p.163(画像左),p.156(画像右) pic.twitter.com/fAdKw5hErt
一番問題なのは、私たちが何を怒っているのか、肝心の部分がスッポリ抜けていること。抗議文や声明を読めばこちらの主張は把握できるはずなのに、見事に要点をスッ飛ばし、ドーデモイイことばかり書き散らしてある。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) August 9, 2020
p.134
行動する女たちの会『ポルノ・ウォッチング』(1990)p.134(画像左),p.129(右) pic.twitter.com/5SohkshalI
1/25付、フジ三太郎(中略)職場で話題にしたところ、女性の同僚は一様に、「あれでしょ! 見た見た。ほんと気持ワルイのよね」という反応でした。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) August 9, 2020
むろん、世の中の女性すべてが同じ思いだなどというつもりはありません。
p.153-4
行動する女たちの会『ポルノ・ウォッチング』(1990)p.154(画像) pic.twitter.com/Uu6ZPG5wuY
88年の夏、都営地下鉄の車内や駅のあちこちに貼ってあったもの。(中略)
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) August 9, 2020
あれっ! 広告主の欄に京成電鉄と並んで東京都交通局の六文字。ポスター自体にもあきれたけれど、スポンサーはなんと東京都!
p.161
行動する女たちの会『ポルノ・ウォッチング』(1990)p.161(画像) pic.twitter.com/goW1xTRfRz
顔がないっていえば、88年のメーデーのポスター。企業の広告にも腹が立つけど、あれは私たちの払ってる組合費で作ってるわけでしょ。(中略)女性組合員がいることすら、視野からスッポリ欠落してる。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) August 9, 2020
p.185-6
行動する女たちの会『ポルノ・ウォッチング』(1990)p.186(画像) pic.twitter.com/04bdQm7QHx
私が抗議した営団地下鉄のポスターもそういうの。外国人向けの、女性の脚が写ったポスターで、これは絶対何かすべきだと思った。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) August 9, 2020
p.186
行動する女たちの会『ポルノ・ウォッチング』(1990)p.186(画像) pic.twitter.com/Mm6GJlnh8m
カラダ、しっかり。ビタミン&カルシウム
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) July 30, 2021
Body firmly. Vitamin & Calcium
中外製薬(Chugai Pharmaceutical Co.)4519(TYO)『グロンサンフレッシュ(Guronsan Fresh)』(1990)
『日経イベント(Nikkei Event)』(1990年7月号)p.62(画像) pic.twitter.com/vn3tqodGW1
中外製薬『グロンサンフレッシュ内服液』
(1990)
(女性団体の意見)
女性を"ひと"としてではなく、"人形"というモノとして表現している点が不快(行動する女たちの会)。
(広告主の反論)
カルシウム、骨格、あやつり人形というイメージを表現。あやつる手が女性でもあり、女性差別ではない(中崎敏雄広告部長代理)。
(『日経イベント』(1990年7月号)p.62)
ドギモをぬいた、強性能(Very Strong performance)
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) July 30, 2021
Datalife PLUS
化成バーベイタム(Verbatim)『データライフ・プラス(Datalife PLUS)』(1990)
『日経イベント(Nikkei Event)』(1990年7月号)p.62(画像) pic.twitter.com/ZQTzxOYtda
化成バーベイタム『データライフ・プラス』
(1990)
(女性団体の意見)
人間の人格を代表する"顔"に泥を塗っているのが不快。いかにも男性がつくった広告(日本女性学会)。
(広告主の反論)
手で触れても多少よごれても機能を果たすフロッピーディスクであることを表現。力強さを前面に出した。女性差別ではない(後藤隆営業部主任)。
(『日経イベント』(1990年7月号)p.62)
夏の恋服。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) July 30, 2021
Summer love clothes.
丸井(MARUI CO., LTD.)『スイムスーツ(水着)コレクション(Swim suit Collections)』
『日経イベント(Nikkei Event)』(1990年7月号)p.62(画像) pic.twitter.com/8rTu8yVmvO
丸井『スイムスーツ(水着)コレクション』
(1990)
(女性団体の意見)
表現の中で意識的に女性モデルの顔を切り捨てている。意図的にモノ化したもの(行動する女性たちの会)。
(広告主の反論)
顔を出せば水着のインパクトが薄れる。女性宣伝部員の意見も聞き、モデルも中性的な女性を起用。慎重に取り組んでいる(川下雄司広報室課長)。
(『日経イベント』(1990年7月号)p.62)
TOKYO WOMAN
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) July 30, 2021
のファクス
TOKYO WOMAN Fax
富士ゼロックス(Fuji Xerox)(現 富士フイルムビジネスイノベーション)『ファックス写楽(Fax Sharaku)』(1990)
『日経イベント(Nikkei Event)』(1990年7月号)p.63(画像) pic.twitter.com/NH2txvT1rY
富士ゼロックス『ファックス写楽』(1990)
(女性団体の意見)
女性モデルの顔に文字をのせ、唇を強調している点がいかにも女性の人格を無視していて不快(日本女性学会)。
(広告主の反論)
テレビCMと連動させ、都会でリーダーシップをとりイキイキと生きる現代女性を表現。女性蔑視などとんでもない(岡野雄治広報宣伝部広報課長)。
(『日経イベント』(1990年7月号)p.63)
「渡辺晃弘社員の奥さん、これからも、よろしく。」
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) September 10, 2020
朝日新聞 1990.6/27 11面 日立工機(画像) pic.twitter.com/f71uIp1T0q
日立工機(1990)
次の2点について質問した。
1.広告はどういう人々を対象に、何をアピールする意図だったか。
2.今後もシリーズで続けていくのか。
8/20に日立工機よりFAXで回答が来た。女性差別など全く意図していなかった。今後の広告活動の参考にする、というようなあたりさわりのない内容だった。
(行動する女たちの会資料集成 第7巻 p.356)
シャープ『パーソナルワープロ 書院』(1989)
EATの会(平等法推進会議)「直子の代筆」と言うワープロ・ソフトが、シャープの「書院」シリーズのほとんどの機種に採用されているのをご存知でしょうか。
書院の選択画面から「直子の代筆」を起動させると、ソフトの読み込み中に、「少々お待ち下さい。貴方の直子が文章作成の準備をしています。」という文章が画面右隅に表示されます。ソフトの読み込みが終わると、後は「直子」の質問に答えて行くだけで自動的に文章が作れます。
「直子の代筆」は、文章作成ソフトとしては有用性があるものかも知れませんが、その名称と名称に規定されたソフトの在り方が、少なくとも女性ユーザーの存在を全く無視していることは明らかだろうと思います。
(行動する女たちの会資料集成 第8巻 p.48)
ヤマト運輸『伝言FAX』(1990)[変更後?]
FAXとハイレグにどんな関連があるわけ?と腹もたった。実は私もこのFAXの利用者で、それ以来利用するたびにこのCFを思い出して不快な気分は上塗りされた。
(行動する女たちの会資料集成 第8巻 p.49)
日本みかん農協(1990)
頭の部分が完全に画面から切れたハイレグ女性をみかん風?にコラージュし、「袋ごと愛して」のナレーションのCFみかん農協からは音沙汰なし。こちらももちろん返信用封筒を入れたのだが。
(行動する女たちの会資料集成 第8巻 p.49)
日本交通公社(JTB)と東京郵政局
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) March 25, 2021
『カナダと沖縄へのパック旅行「自遊人II」のポスターとパンフレット』
読売新聞 1990.2/21 30面(画像) pic.twitter.com/imPztmu9x5
日本交通公社(JTB)と東京郵政局『自遊人II』
のポスターとパンフレットの下半分(1990)
「自由にそれぞれ自分の顔をイメージしてもらえれば」(JTB広報)との意図で、デザインも女性が担当した。
しかし、複数の女性団体が加盟する「性暴力とたたかう女たちのネットワーク'90」は、先月下旬、「顔がなく、脚を広げた姿態は、男性の性の対象としての『体』をアピールするもので単なるキャッチの手段。宮崎事件にみられるようなゆがんだ性意識にもとづくもので、性暴力を助長する」と文書で抗議。ポスターやパンフレットの撤去と今後、同様の広告をしないことの二点を申し入れた。(中略)ポスター8700枚とパンフレット7万8000部を回収し、新たに風景を中心にした図柄のパンフレットを刷り直した。(読売新聞 1990年2月21日 30面)
浅田飴『パッション』(1989)[2]
「あなたのノドに入りたい。」日本女性学会会員の深沢純子さんがこう「警告」を発する。
「いま『ひどい』と話題になっているのは、南野陽子が『あなたのノドに入りたい』とアップで訴える浅田飴のCM。これは行動の対象になるかもしれません。(週刊文春 1990年3月8日号 p.180)
芳賀ゆいは、伊集院光のオールナイトニッポンの企画で誕生した架空のアイドル(バーチャルアイドル)。(Wikipediaより)
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) July 6, 2021
Yui Haga is a virtual idol.
『芳賀ゆい 写真集 [う・そ・つ・き]』(1990)
撮影: 斉藤清貴https://t.co/lx33vw080f #ヤフオク pic.twitter.com/3w6OrmvIc2
芳賀ゆい『星空のパスポート』(1990)
Santa Fe
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) September 23, 2020
朝日新聞 1991.10/14 4面 宮沢りえ 篠山紀信(画像) pic.twitter.com/IbuaiiJHId
宮沢りえさん ヌード写真集『Santa Fe』(1991)
読売新聞「あの写真集がこんな大騒ぎになるなんて、私もビックリしています。」
行動する女たちの会「その騒ぎの大きなきっかけが、新聞の全面広告ではありませんか?」
読「一部に批判があるのは予想していましたが、10年前と違い、茶の間にヌードがこんなにあふれている時代ですからね。抵抗感も薄れていると思いまして……。」
行「「茶の間にヌードがあふれてる」という点こそ問題なのです。あふれているからいいじゃないかというのでは、新聞社の社会的責任はどうなるのでしょう。マスメディアには性差別の解消に積極的な働きを期待したいのです。それが、今回は結果的に差別を助長する役割を担ってしまったと、私たちは考えます。」
読「これがセクシャルハラスメントかと質問されても…。私の周囲にはまったくありませんし、そんなに大きな問題なんでしょうか? そもそもどんなことをさすのだか……。」
行「……!! では、女子差別撤廃条約というものをご存知ですか?」
読「いえ、存じません。女性差別なんてものが、今も本当にあるんですか。」
(行動する女たちの会資料集成 第8巻 p.81)
宮沢りえ EDWINポスター用スチール写真https://t.co/N8eIEaUMM5 pic.twitter.com/5MgpyFTGgE
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) October 24, 2021
There are various taxis in some cities, but in NY, taxis have a yellow body. That's why it's called a yellow cab, but the reason why it became the nickname for Japanese women is that it means "you can ride it immediately" and "anyone can ride it."
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) October 17, 2021
(承前)そのためにイエロー・キャブというのだが、それがなぜ、日本女性のニックネームになったかといえば「すぐ乗れる」「誰でも乗せる」という意味からである。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) October 17, 2021
『君の名は』(1991-2)
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) September 25, 2021
連続テレビ小説 君の名は | NHK放送史(動画・記事) https://t.co/YwhYA3zrNd
NHK連続テレビ小説『君の名は』(1991-2)
時代劇・半時代劇には、差別文化がごく自然なかたちで織り込まれ、見過ごされてしまうという点で大きな問題がある。
(加藤 No.283 p.73, 1992)
NHK金曜時代劇『腕におぼえあり』(1992)
夜の8時前後の時間帯というのに、ベッドシーンやら売買春の取引のシーンやら、盛り沢山、というものであった。時代劇なら、セックスも売買春も殺人も描き放題なのである。
(加藤 No.283 p.73, 1992)
『はんさむウーマン』(1991-3)
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) September 25, 2021
はんさむウーマン | NHK放送史(動画・記事) https://t.co/qfy1cNQl7H
NHK『はんさむウーマン』(1991-3)
広範囲にわたって女性の職業人の役割モデルが視聴者に提供されていることは評価される。
(加藤 No.280 p.72, 1992)
1992年1月19日の午後、NHKで放送された
『鍵』(1959)
この映画は原作よりはるかに女性の性的対象物化傾向の激しいもののように私には思われる。
(加藤 No.280 p.73-4, 1992)
代わりに浅野温子のオンワード五大陸の雑誌広告を二種(92年)。抗議によりその後掲載中止になった(ご興味ある方は各自お調べください)。 pic.twitter.com/9sId2A97mz
— 篠崎真紀 (@shinozakimaki) February 12, 2015
オンワード樫山『五大陸』(1992)
電通クリエーティブディレクター加藤文近氏「ショッキング・暴力的といった反応はもしかしたら、というのがあったが、女性蔑視とかレイプ広告といったとらえ方をされるとは気がつかなかった。男性服に女性タレントを起用したのは歌舞伎の女形の感覚で、男として登場しているというアタマがあった。浅野温子の起用も女を売り物にしたタレントではないからだ。」
(中略)普通の感覚でこの写真を見たら「これはやばい」と思うのでは。どこからもクレームがつかなかったのは普通の感覚からかけ離れている。
「今思うとそうだが、やっている時はハイになっている。人と違うものを、驚かせるものを、と思ううちに通常の通念が欠けていく。カメラマンはジョックス・ダージェスと言い、アメリカで評価が高い。撮っているうちによりショッキングにエスカレートしていった。その時は女性が乱暴されているとは思わず、靴を脱いだり砂をかけたり、よりビジュアルにと、言ってみればワルノリしたフシがある。
(行動する女たちの会資料集成 第8巻 p.164-5)
(承前)後藤久美子の体には泥がかかってないことくらい。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) March 25, 2021
数日後、問題のドラマを見てナットクした。
「愛する人の目の前で...」とタイトルがついたその回は、少女がレイプされるという展開。ドラマ自体、レイプを売り物にしていたわけだ。
(行動する女たちの会資料集成 第8巻 p.221) pic.twitter.com/5ezMMx7jS7
フジテレビドラマ『もう涙は見せない』(1993)
フジTVの広報担当あてに文書を出したところ、性差別なんてとんでもない、という絵にかいたような性差別企業の"模範解答"が届いた。
(行動する女たちの会資料集成 第8巻 p.221)
みんなに浸透するといい。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) November 1, 2020
建設省『治水推進ポスター』(1993)(画像)
石川弘義、滝島英男『広告からよむ女と男』(2000)p.136よりhttps://t.co/IuryaYW2if pic.twitter.com/xZsjT72Fdu
建設省『治水推進ポスター』(1993)
(行動する女たちの会とは無関係)前田都議は即座に同じ社会党都議8人の連名で東京都に抗議。内容は若竹市議の抗議に加え、「スカートの裾のところから水が滴っているのが、あたかもお漏らししているふうに見えて不快だ」と、女性蔑視のデザインであることを強調した。この抗議を受けた東京都はわずか数時間で回収を決定したという。(『週刊SPA』1993年7月14日号)
It ’s taboo, so it ’s exciting! "Office SEX Technical Guidance that hated female colleague quickly becomes non-resistive"
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) October 29, 2021
青春出版社『ビッグトゥモロウ(BIG TOMORROW) 1993年7月 第157号』p.89https://t.co/kEJujyTifY pic.twitter.com/Qtr0ibfmiQ
p.91
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) October 29, 2021
I'll do it without taking off my clothes
服を脱がずにやるからイイ pic.twitter.com/leqgc3FcaC
p.93
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) October 29, 2021
The desk can be replaced with a bed. Freedom in any position
デスクはベッドに早代わり。どんな体位も自由自在 pic.twitter.com/yksk11isXi
p.95
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) October 29, 2021
On the roof
On the stairs
In the toilet
In a locker
In the copy room
屋上で
階段で
トイレで
ロッカーで
コピー室で pic.twitter.com/jacYaFDdiT
解散を遊ぼう。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) September 20, 2020
朝日新聞 1995.10/20 28面『プリンセス プリンセス解散』(画像) pic.twitter.com/d0tKTl5g3S
Let's play dissolution
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) October 24, 2021
解散を遊ぼう
モデル: プリンセス・プリンセス(PRINCESS PRINCESS)
"駅貼り"拒否された『プリ・プリ』SEXYポスター
講談社『FRIDAY(フライデー) 1995年11月10日号』p.12-3https://t.co/IXXEssqFsQ @amazonJPより pic.twitter.com/p6Fbui81cr
プリンセス プリンセス解散(1995)
この広告(ポスター)をJR東日本が駅に貼ることを拒否した。その理由は、3年前に女性団体がオンワード樫山の広告「五大陸」へ抗議したことに鑑みて、「縛る」表現に神経質になっているからだというのである。
(行動する女たちの会資料集成 第8巻 p.360)
男なら、モルツ。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) September 20, 2020
女なら、買ウナ。
サントリー『モルツ』(1995)
『行動する女たちの会資料集成 第8巻』(2016)p.296(画像) pic.twitter.com/of1VQqVfwV
サントリー『モルツ』(1995)
男が売り物のサントリーには、女たちよ、不買運動で応えようではないか!!
(行動する女たちの会資料集成 第8巻 p.296)
性暴力犯罪を長年にわたって犯し続けた当事者が公の場に出てきて、"痴漢のすすめ"を面白おかしく書いている! 何とかできないのか、と思っていたら、やはり感性の鋭い頼もしい女たちがすばやく
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) November 1, 2020
(行動する女たちの会資料集成 第8巻 p.294)https://t.co/0m2YYz5JtY
(承前)抗議の声を上げてくれていたのだ。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) November 1, 2020
大阪の「性暴力を許さない女の会」を中心に11月「『痴漢日記』を問う会」が結成され、即時絶版、店頭からの回収を要求する抗議文が著者の山本さむ、出版社のKKベストブック、大阪府書店商業組合協同組合宛に送られている。https://t.co/d8WiUq6Igm
People wear.
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) December 19, 2021
人は、着る。
朝日新聞 1995.3/3 夕刊4面
西武(Seibu) pic.twitter.com/CSkcdepp14
西武(1995)
3/3のひな祭り、西武デパートが女のはだかを全面広告にした。女の体で人の目を誘い、物を売る。つまり女を観賞の対象、客体におとしめ、主体性を奪うことによって、利益をあげようというのだ。しかも女性にアピールして服を買ってもらおうという趣旨なのだから、わからない。
(行動する女たちの会資料集成 第8巻 p.303)
『とんねるずの生でダラダラいかせて
巨乳ちゃんゴングショー』(199?)[2]
『ダウンタウンの紅白なんかブッ飛ばせ』(199?)
ねぇ、知ってる?ダウンタウンはちょうど20年前の大晦日「裏番組をぶっ飛ばせ」という野球拳番組をゴールデンでやっていたんだよ。乳首も出てたよ https://t.co/fwjG7QI7pu pic.twitter.com/7Vcgg6BKIs
— お豆しば (@omame_shiba_bot) December 31, 2013
『ダウンタウンの裏番組をブッ飛ばせ!!』(1993-6)
『スーパーJOCKEY 熱湯コマーシャル』
(1983-99)
『ローバー美々 開脚』(199?)
『野球拳』(199?)
コント55号『裏番組をブッ飛ばせ!! 野球拳』(1969)
堤 由美恵さん(熊本)からのお便り
堤さんが取り上げた日本テレビの人権侵害番組「火曜サスペンス劇場」「服を脱ぐ女性達」「とんねるずの生でダラダラいかせて 巨乳ちゃんゴングショー」「ダウンタウンの裏番組をブッ飛ばせ ’94 大晦日スペシャル」「スーパーJOCKY」「どんまい!! ロバ耳美乳製造生実験」。堤さんはこれらの番組に対して、その制作元である日本テレビの小林プロデューサー、日本テレビ制作センターチーフプロデューサー金谷勲夫・民放労連本部放送対策部長片岡朋明に番組企画の意図、社会への影響、今後の方針等について質問と申立を行った。結果は「人権を侵害する意図など全くなく、以前のコント55号がやって視聴率がよかった手法を真似てやった」「ヤサセはやっていない」「(野球拳について)下には水着を着けているので、今はやりのヘアヌード写真などよりは過激ではない」「いじめやセクハラの影響はないと思う」「スポンサーはおしえられない」等々ののらりくらりとした回答と「いえ、ですからね、さっきも申し上げたとおり」云々とつづく不毛の会話。そして紋きり型の「貴重なご意見を反映させ、これからも視聴者サイドにたった番組づくりをめざしたい」という結び。
(行動する女たちの会資料集成 第8巻 p.326)
A women's group filed a trial after the protest and won the case.
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) December 16, 2021
女性団体が抗議の後に裁判を起こし、勝訴(1998)した。
アジア性風俗研究会(Asian Sexual Customs Study Group)『タイ買春読本(Thailand Nightzone Guidebook)』(1994)https://t.co/0CCBlbnQLJ @amazonJPより pic.twitter.com/EbnKP5Y3d5
日本テレビ『爆発! なべしま部屋』(1992)
の「Tバックじゃんけん」[画像]
電気出演時の『ヒップでダダーン』。四股名はメコン川と恐山。 pic.twitter.com/W2qSfMDKZw
— とっけつ (@yoc_tkz) August 6, 2018
テレビ東京『勝ち抜き ヒップでダダーン』
(1992)の「尻相撲」
『上岡龍太郎がズバリ!』(1992-6)の「関西お
立ち台ギャル50人」[ミス・キャンパス50人]
上岡龍太郎がズバリ 放送リスト
— ネコタモさん (@telebisan) August 9, 2019
1995/9/7 チカンに怒っている女30人 11.9%
1995/9/14 体罰に怒っている30人 10.9%
1995/9/21 会いたい!どうしても忘れられない昔の恋人に
再会する夜 14.5%(SP)
1995/9/28 ミスターレディー50人超豪華版! 11.5%(SP)
(承前)「仕込み」であったかは知らない。滅法面白かったことは記憶している。社会問題を告発し啓蒙する番組ではなく歴たる娯楽番組である。それも夜の7時。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) November 1, 2020
『上岡龍太郎がズバリ!』(1992-6)の
「チカンに怒っている女30人」
番組に登場した「元痴漢」の方々には、その下劣な実態を披露していただき、下劣な論理もうかがえて、大変勉強になりました。しかし、番組全体に責任のあるディレクターおよびホスト役の上岡氏の姿勢には怒髪天を衝く思いです。(中略)「女」は男の欲望のために存在しているものという誤解があります。女性とは性器であり、満員電車で乗り合わせた目の前の「女」は自分の性欲を満足させるための道具なのです。
「性欲をそそる女」が悪いのだという、おきまりの責任転嫁も随所に見られました。「露出度の高い服を着る女」が悪いなどと。「チカンに怒っている女」50人(原文ママ)は口々に、地味な服を着ていたって、太っていたって、美人でなくたって痴漢にあうと憤慨していましたし、また、ファッションをとやかく言うのは不当だ、電車に乗るために服を選ぶのではなく、電車に乗ってどこかへ出かけるために服を選ぶのだという反論も聞かれました。「痴漢にあったら自分に性的魅力があると思って喜べ」などという痴漢の発言は、怒りで体が震えるくらいタチの悪いものです。迷惑かけている当の相手のせいにするのは、そろそろやめていただきたい。
(行動する女たちの会資料集成 第8巻 p.350)
裸のモード. 1996
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) September 20, 2020
朝日新聞 1996.3/21 夕刊20面『エスティ ローダー』(画像) pic.twitter.com/bjNFuPyr42
エスティ ローダー(1996)
このたび、エスティ・ローダ社から回答がありました。期待はしていなかったけど、やっぱり紋切り型の「貴重なご意見ありがとう」版でした。私たちの質問をかわしながら、この広告はアメリカ本社で製作され世界各国の雑誌に掲載されているとのこと。でも、だからどうなの? 勝手につくって、勝手にばらまいて、世界各地にあるのだから多くの人に「受け入れられている」とほんとうに考えているの?
(行動する女たちの会資料集成 第8巻 p.395)
※このページは、『女・エロス(以下「女」と略記 WANミニコミ図書館 https://wan.or.jp/dwan/dantai/detail/46)
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17号』(1973-81)、日本女性学会 第35号(PDF)を参考にしました。
中嶋里美、梶谷典子、駒野陽子、田中和子、井上輝子「「関白宣言」どう思いますか?」『婦人問題懇話会会報 No.31』(1979)所収、
三井マリ子、坂本ななえ、中嶋里美『女たちは地球人』(1986)、
三井マリ子「女の人権を否定・侮辱するのも「表現の自由」ですか」『放送レポート No.80』(1986)所収、
深沢純子「ファインダーからのぞくアイドルたち」『マスコミ市民 No.266』(1990)所収、
行動する会記録集編集委員会『行動する女たちが拓いた道』(1999)、行動する女たちの会『ポルノ・ウォッチング』(1990)、
『日経イベント』(1990年7月号)、週刊文春1990年3月8日号、読売新聞1990年2月21日30面、
加藤春恵子「人権とシェイプ・アップ番組」『マスコミ市民 No.271 1991年4月号』所収、
加藤春恵子「性的分業批判・らしさ固定批判・性的対象物批判」『マスコミ市民 No.280 1992年2月号』所収、
加藤春恵子「公共放送と差別文化」『マスコミ市民 No.283 1992年6月号』所収、
高木澄子、中嶋里美『行動する女たちの会資料集成』(2016)、石川弘義、滝島英男『広告からよむ女と男』(2000)
光文社『週刊宝石』(1992年4月30日号)「深夜テレビの「お尻」番組 セクシー場面!」を参考にしました。