性的対象化CM(80’s)
あなたは日本の1970,80年代のCMを見たこ
とがありますか。当時のCMは現在よりも性別
役割分業の傾向が強い表現がたくさんありま
した。このページは、当時「コマーシャルの
中の男女役割を問い直す会」によって指摘さ
れてきたうちの「そろそろやめてCM」という
カテゴリーのCMを集め、更に、その中でも特
に酷い表現を集め、これを性的対象化CMとし
ました。あなたは性別役割分業の視点からみ
て、どの表現がそろそろやめてほしいのか分
かりますか。続きをよむを押すと当時の会報
に記載された視聴者の意見が見られます。
<裸の女性の後ろ姿(The back of a naked woman)>
カネボウ化粧品『パルバーホワイト』(1977)
明治セシリア『メイオリゴ』(198?)
メディアが変わったのではなく、メディアを見る人々の目が変わったのだ。 https://t.co/rBk14MxF2s
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA (@IiyamaAkari) July 13, 2020
『Killing Us Softly: Advertising's
Image of Women』(2010)
東洋陶器(現TOTO)『ホーローバス』
(1973)「お魚になったワ・タ・シー」
女性を魚のように描く
サントリー『オレンジ50』、『ビール純生』、
キリンレモンサービス(現キリンビバレッジ)
『キリンレモン』、大磯ロングビーチ、資生堂
『バスボンシャンプー』(1977)
サンウェーブ『ステンレス浴槽』(1979)
オリンパス『OM 10』(1979)
牛乳石鹸『シャワラン』(1979-80)
大阪三愛『リズムタッチ』(1980)
東洋物産(1981)
マルシン『ランチバーグ』(1984)
<若い女性をミニ妻(主婦予備軍)として描く>
松下電器産業(現パナソニック)『電子レンジ』(1984)
「パパ、お刺身おいしい。まだ、お母さん怒ってんの」夫が自分で作ればよい。食事作りは妻、それがストライキをしているなら娘という女=家事、食事作りというパターンの最たるもの。小さい娘を出してきて、それをミニ妻として食事作りをさせる、というのは二重、三重に問題を含むCMである。(薫、清 No.1 p.8)
玉姫殿(1986)
「かわいいお嫁さんになれるかな」華やかな結婚式だけが結婚の全てであるかのような描き方も問題だが、11~2才の女の子にすでに花嫁(姿)願望を植えつけるCMはいい加減に止めてほしい。(万、清 No.2 p.18)
ホテルシェレナ(1986)
「夢のある結婚式に連れてって」4,5才の女の子に言わせている。結婚間近の女性ではなくて、幼い少女に早くからお嫁さんの夢を焼きつける。10~15年後の商売安定を考えているのではないかと勘ぐりたくなる。(佐 No.4 p.7)
リンナイ『ガス炊飯電子ジャー お炊けちゃん』(19??)
<女性を性的対象として描く>
『グランド・オダリスク』 扮するジュリアン・ムーア。アングルが1814年に描いた傑作が写真作品として現代に蘇った。本家の方がデフォルメされエロティックだが、その気品では勝るとも劣らない。写真家マイケル・トンプソンが捧げたオマージュ。 pic.twitter.com/M7ReMQ2wZL
— 日本美学研究所 (@bigakukenkyujo) March 14, 2014
千年堂『せんねん灸』(1984)
女性を絵画のように描く。
月桂冠『TIME』(1986)
裸の女性の並んだお尻、太もも、ひざの間を遊泳(トリップ)する。この酒は女性向けの酒ということということらしいが、「酒=男=女性の裸」という発想は、もうそろそろ改めてほしい。(万 No.3 p.11)
西宮酒造『日本盛 生』(1986)
「オーイ、生がくるぞー」この"ナマ"という言葉には明らかに性的なイメージがこめられている。(清 No.3 p.11)
山之内製薬『ミノン』(1984)
山之内製薬『ミノン』(1986)[1985-2003]
「からだひとつでお嫁に行きます」裸の女性を使うのは、女性の商品化の一環で好ましくない。また、「お嫁にいく」という言葉は死語にすべきです。(史 No.4 p.9)
(承前)18歳から22歳の若さだというのに、そろいもそろって「お嫁にいきたい」「お嫁にいきます」とは!
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) May 15, 2021
女権拡張論者からはおしかりをうけそうだが、まあこれはCM。CMとしては、ターゲットになる世代の女の子の本音を素直に語らせながら、裸で全身シャンプーという商品の特性をうまく表す、
(承前)出来の良いものになっている。企画を担当した電通の関三喜夫さんも、「一番シンプルな表現にした」と言う。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) May 15, 2021
(画像)
右から山本裕子さん、川島みみさん、佐野美幸さん pic.twitter.com/9DTG6ba1K1
川島みみ = 美術大学在学中。他のCMにも出演したことあり。
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) May 15, 2021
佐野美幸 = 今春、高校卒業。現在モデルの勉強中。
松山里香 = 体育大学在学中。
梶原真弓 = モデル。ただし、CM等の経験なし。
山本裕子(仮名) = 某一流私立4年制大学在学中。
p.77
(画像右下)梶原真弓さん、(画像上)松山里香さん pic.twitter.com/Xpbb9bPtfC
東京ビューティセンター(1986)(19??)
女性を性的対象としてしか見ないピンナップCM。女性の体を男性の性的好奇の目にさらすだけのこういうCMを見ると、作り手、送り手は一体誰に向かってこのCMを流しているのかと疑いたくなる。(清 No.4 p.39)
ミズノ『ロス・アンデス』(1986)
原ヘルス工業『バブルスター』(1986)
カルピス食品工業『フルーツ合衆国』(1989)
<女性を食べ物のように描く>
マクドナルド『マックシェイクもも』(1984)
「すもももももも、桃の味」
サンヨー食品『サッポロ一番 どんぶり感情』
(1986)[1]
「三品そろっておいしいぞ。ついでに私もおいしいぞ。まいったか」女性が自分を「おいしいぞ」と安易に売り込むところが不愉快。(ス No.4 p.16)
[1]「ついでに私ももらってね」
<女性を車のように描く>
昭和シェル石油(現RSエナジー)
『X TURBO CLEAN』(1984)
シントミゴルフ(1991)
女性をゴルフボールのように描く。
カシオ計算機『What's New』(19??)
<女性を動物のように描く>
アサヒビール『生とっくり』(198?)[2]
日清食品『日清ラ王 海鮮』(1994)
<女性を操り人形のように描く>
資生堂『シャワーソープ』(1992)
<男性たちを操り人形のように描く>
ライオン『グロンサン』(1985)
チノン『スプラッシュ』(1987)
日清精油『ハチミツ通り』(1988)[2]
津村順天堂(現ツムラ)『クールバスクリン』(1988)
サントリー『サントリーリザーブ』(1983)
「小柳ルミ子ヌードカレンダー」
カルピス『カピーホワイト』(198?)
丸井『丸井のダイヤモンド』(198?)
マツダ『ペルソナ』(1989)
味覚糖『おさつどきっ』(1989)
サントリー『はちみつレモン』(1989)
セシール(1990)
スリムビューティハウス(199?)
女性の体を巻きもの(タコ)で拘束する。
ワイルドブルーヨコハマ(199?)
『Shape Up Saila』(19??)
日産自動車『オースター』(19??)
女性で人文字を作る。
三経本社『キャバレー ロンドン』(19??)
大和証券『ワリチョー』(1984)
松下徽章『トロフィ 表彰記念品』(19??)
合同酒精『酎ハイ専科』(198?)
「しませんか」
としまえん(1983)
南日本酪農協同『スコール』(1984)
味の素『ピーチソーダ』(19??)
女性のお尻を桃のように描く。
ロッテ『木の葉』(1983)女性をコーン
スナックのように描く。
日清オイリオ『マヨドレ』(19??)
女性を動物(虎)のように描く。
三菱鉛筆『プロッキー』(1987)
サントリー『サーフサイド』(199?)
ダイヤックス『輝』(198?)
ユニーズ(1986)
ユニチャーム『ソフィ ショーツ』(198?)
マンダム『As.Is』(19??)
カネボウ食品(現クラシエフーズ)
『BOO』(1983)
ライオン油脂(現ライオン)『エチケット
シャンプー&リンス』(1983)セクハラCM
白壁美容外科(1986)
キヤノン『AL-1』(1982)
三菱電機『CITY FACE』(1983)
フランスベッド(1988)
サンキスト『ライトバランス』(1984)
キリン『キリンレモン&キリンオレンジ』(1980)
ダイアトーン『ロボティL-7』(198?)
女性たちをカセットのように描く
アヴァンセ『セペ』(198?)
有馬グランドホテル(198?)
出光興産『100ガソリン』(1988)
資生堂『ヌーダ』(1984)
リクルート『週刊就職情報』(198?)
味の素『秘密の味 ピナ』(198?)
東レ(198?)
<大勢の女性たち>
東レ『エントラント』(1984)
大日本除虫菊『おふろどんと花旅情』(1989)
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン
『ケント マイルド』(1988)
シャープ『マイビデオ V28』(198?(中期?))
明治製菓『ひとくち果汁』(198?)
キリンビール『びん生』(1986)
シービック『コパトーン』(198?)
松坂屋カメラ(1984)
東京ビューティセンター(1984)
東京ビューティセンター(198?)
東京ビューティセンター(19??)(80年代か90年代か不明)
京浜急行(1986)
日清食品『めんコクわかめ』(1984)
『 』(198 )
『 』(198 )
※このページは『コマーシャルの中の男女役割を問い直す会 会報(WANミニコミ図書館 https://wan.or.jp/dwan/dantai/detail/60)
1,2,3,4,5,6,7,8,9号』(1985-95 PDF)、『日本昭和エロ大全』(2020)を参考にしました。
なお、企業名からは株式会社を略し、当時の商号を記載し、商号の変更については(現~~)という形で記載しました。
()内のCMの放映年については1年ほど前後することがあります。