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性的対象化CM(90’s)

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次に、日本の昭和の秀作CF100,200選に
選ばれたCMの中で、性別役割分業と性的対象
化と動物に絞ったものを紹介します。とは言
っても、非常に見極めづらい、洗練されたCM
が多いので、あなた自身でこれは良い、これ
はダメなどと判断してください。そして、な
ぜこういったCMが今では放送されないのかも
あわせて考えてみてください。続きをよむを
押すと、日本テレビコマーシャル制作社連盟
『昭和の秀作CF100選 Best 100 Japanese
Commercial Films』(1991)、『昭和の
秀作CF200選 1956-88』(1995)の各ページ
に記載されたコメントを読むことができま
す。その下から1990年代の性的対象化CMを
紹介します。

ここからは、1990年代の性的対象化CMを紹介します。
あなたは、どうして当時のCMには、商品とは
関係のない、水着の女性が出演することが多
かったと思いますか。
僕は、その理由の一つは、日本のバブル景気
と関係があると考えています。
日本のバブル景気は1986-91年の間に起こっ
た資産価格の上昇による好景気のことです。
当時ブームになった映画や動画を、いくつか
紹介します。

『そろばんずく』(1986)
当時の広告代理店の雰囲気

『彼女が水着にきがえたら』(1989)の
水着シーン

『波の数だけ抱きしめて』(1991)

How 1980s Japan Became History's Wildest Party

最後にバブル期と平成後期の女子高生の最大の
違いと思われる動画を紹介します。

おニャン子クラブ『セーラー服を脱が
さないで』(1985)[水着ショー]

「セーラー服を脱がさないで
嫌よダメよこんなところじゃ」
当時のメンバーの平均年齢は17.5歳。作詞した秋元康さんは、当時27歳でした。

おニャン子クラブ『お先に失礼』(1986)
動画は2つとも1986年のものです。当時は女子
高生が水着でテレビに出演することが普通でし
た。あなたはこれを見て、どう思いますか。

AKB48『セーラー服を脱がさないで』(201?)

ダイハツ工業『ミラパルコ90』(1990)

シーシーアイ『べっぴんしゃん』(1990)

日本ビクター『D Creation』(1990)
「ABCDまでいっちゃった。」

L.A.GEAR(1990)(上記はUS版)

[2]のアメリカ放送版を日本で編集せずに放送したものと思われる。

バドワイザー(1991)

ボブソン(1992)

マンナンライフ『蒟蒻畑』(1996)[1995-2016]

女性たちをこんにゃくの中に入れる。

学習研究社(現学研ホールディングス)
『コミックガイズ』(1993)

サンヨー食品『ケンちゃんラーメン』(1991)

三菱電機『霧ヶ峰』(1990)
女性を猫のように描く

「豚にならない、なる。豚にならない、なる。豚にならない」
味覚糖『FIBING』(199?)

女性を猫のように描く
興和『ウナコーワA』(1994)

パンチラCM
ダイドードリンコ『ブレンドコーヒー』(1990)

女性をパイナップルのように描く
サンガリア『パイナップルジュース』(1995)

たかの友梨ビューティクリニック(1993)

明星食品『一平ちゃん』(1993)

悪魔の姿をした女性をバギーカーで轢く
カルピス『カルピスウォーター』(1993)

ピップ『フジちゃん マミーパット』(1990)

日本ビクター(現JVC・ケンウッド・ホールデ
ィングス)『ムービーごっこ GR-LT5』(1990)

コスモ石油『マグナム100』(1991)
女性をホタルのように描く。

キリンホールディングス『ポストウォーター』
(1992)

大鵬薬品『チオビタドリンク』(2001)

ロート製薬『スポッツオフ』(1990)
女性をウサギのように描く。

昭和シェル石油(1993)

テクモ(現コーエーテクモゲームス)
『ギャロップレーサー2』(1997)

「乗ってかない」

ダイハツ『オプティ』(1992)

「モテてるよ」

女性に尻尾をつけて描く
資生堂『アペリオ』(1993)

ロート製薬『ガンバレ肝太郎』(1991)

「ボインやでー」

SEED『シードB-1』(1991)

女性の体を青色のモザイクで隠す。

シービック『コパトーン』(1993)

「こんがり4番、ほんのり8番、焼かない16番、真っ白肌の32番」女性を、商品の番号で呼ぶ。

シービック『コパトーン』(1994)

ポーラ『アペックス・アイ』(1992)

ポーラ『アペックス・アイ』(1993)

女性の顔を微生物のように描く。

日本電装『Ms.純子』(1992)下は(1993)

『Ms.純子』商品が擬人化されている。そのうえ女性化されています。こういうのを商品のジェンダー化といいます。(中略)「ミズ」と「水」を掛けあわせているのですね。(中略)純子という名称も、水を純化するというイメージでつけたのでしょうが、さらに水=女性的というイメージもあるかもしれません。(西山 p.93-4)

資生堂『シャワーソープ』(1992)

日立製作所『Gビデオ』(1993)

任天堂『クイックス』(1990)

女性がいるビニールシートをゲームのブロックのように描く。

東海スーパーサーキット(1992)

ベルェベル美容専門学校(1993)

カシオ計算機『20BAR』(1994)

三菱電機『カーナビゲーションシステム』(1995)

産経新聞社『週刊ギャロップ』(1995)

森永乳業『ピクニック』(199?)

森永製菓『フェス 江角マキコの背中。』
(1996)

森永製菓『フェス』(1997)

CM中、ずっと四つん這いです。そして、四つん這いのまま頭を下げてお尻を不自然なほど高く突き出しています。これは性行為を示す、ポルノの典型的なポーズで、チョコを貪り食うようなしぐさもします。先ほど挙げた、女性の動物化ですね。(中略)ドアに鎖が掛けられている。江角マキコの手首にも鎖がかけられている。(西山 p.97)

ダイハツ工業『テリオス・バージン』(1997)(1998)

「私は四駆、バージン」「一度乗ったらやめられない」「それ、ダイハツがやります。」「ハマるよ」の言葉もすべて裏に性的な意味を取れるでしょう。そしてカメラは商品である車よりも、むしろ女性タレントの身体の方を上から見下ろすようなアングルで強調して映しています。(西山 p.94-5)

でん六『チョコパーティ』(1997)

お菓子を売り込むのに女性のゆさゆさ揺れる乳房を利用する。あからさまな、性的搾取の分かりやすい広告です。(西山 p.99)

雪印乳業『ねるじぇら』(1997)[2]

「練り歩く」と「練る」が掛け合わされている。それから女子生徒たちが、左右の両脚を極端に交差させて、股をすり合わせるようにして、行きつ、戻りつを繰り返して歩く。要するに、アイスをかき回して練っているし、股間を交差させて練っているのです。これも掛け合わせですね。(中略)「ねると ふんわり」という文字も入りますが、これも、いくらでも意味を読み込むことができるキャッチ・コピーです。(西山 p.100)

コカ・コーラ『スプライト』(1998)

巨乳で印象付けられる水着の女性はそれこそ分かりやすいアイ・キャッチャーです。それから「スッキリ体験、しよ!」はダブルミーニングで、性的行為の呼びかけでもあります。(中略)「飲みたいから飲むんだ」と、広告に操られない自主性を強調している広告なのですね。(西山 p.96)

ロート製薬『スーパーサンプレイ』(199?)

柳屋本店『プレクシード』(199?)

協和醱酵工業(現協和キリン)『大五郎』(199?)

フランスベッド『DO STEP』(199?)

東京ビューティセンター(199?)

ニッセン(199?)

名古屋モード学園(1998)

肌の上をゴキブリが這いまわる。ひどく生理的な嫌悪感を引き起こすのではないかと思います。(中略)顔もない表情もない肉そのもの。それから下半身の「見学自由」という文字はダブル・ミーニングですね、その専門学校は見学自由だという意味と女性の身体も見学自由。(西山 P.98-9)

大塚製薬『ザ・カルシウム』(1996)

ロート製薬『ビバメイト』(1997)

マルマン『パイポ』(199?)

ソースネクスト『筆王』(2000)

ヒガシマル醤油『ぶっかけそうめんつゆ
カップル見せびらかしたい篇』(2001)
「ぶっちゃけた話は、ぶっかけてしよう」

<アサヒドーカメラのCM(中京ローカル?)>

アサヒドーカメラ(1980-90s)

東レ『トレローム 浄水システム』(1995)

シック『シェーバー』(19??)

コカ・コーラ『ダイエットコーク』(19??)

名古屋鉄道『メイテツマリンきっぷ』(199?)

リクルート『カーセンサー』(2001)

エバラ食品『味千両』(1993)

久光製薬『ぐいもみ』(1994)

チョーヤ『梅酒』(1995)

<縄で縛られた女性たち>

日清『UFO ヤキソバニー』(1995)

福助『満足』(1995)

武田薬品『ベンザエース』(1990)

サークルK、サンクス(199?)

コンチネンタル・ミクロネシア航空(1993)

ナガシマスパーランド(1993)

ナガシマスパーランド『ジャンボ海水プール』(1994)

『 』(19 )

『 』(19 )

※このページは、日本テレビコマーシャル制作社連盟『昭和のCF100選 Best 100 Japanese Commercial Films』(1991)、
『昭和の秀作CF200選 1956-88』(1995)を参考にしました。引用部分は(発言者 所属 秀作CF p.)の順に記載しました。p.は引用したページ数を表しています。
他にも、西山千恵子「視覚メディアと性暴力的表現」(林博史、細谷実、中村桃子『連続講義 暴力とジェンダー』(2009)所収)を参考にしました。
また『コマーシャルの中の男女役割を問い直す会 会報(WANミニコミ図書館 https://wan.or.jp/dwan/dantai/detail/60)
1,2,3,4,5,6,7,8,9号』(1985-95 PDF)も参考にしました。
なお、企業名からは株式会社を略し、当時の商号を記載し、商号の変更については(現~~)という形で記載しました。
()内のCMの放映年については1年ほど前後することがあります。
「」(西山 p.)と記載されている部分は、西山千恵子さんの個人的見解です。p.は著書のページ数から引用したものです。

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