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カンヌ(2006)2

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このページ2では、2006年のカンヌ国際広告
の受賞作品を主に集めました。
カンヌ国際広告祭は有料のアーカイブとして
『The Work』があります。

<運輸・金融>

フェデラル・エクスプレス『即配サービス
石器篇』(アメリカ 2006 カンヌ銅)

「荷物、送れなかったですわ」
「お前、フェデックスを使ったのか」
「いや」
「じゃあ、クビだな」
「え、だってまだフェデックスって、まだないじゃん」
「そんなのは俺の知ったことじゃないよ」
「次からはフェデックスにしましょう」

バンコク保険『保険 タイヤ篇』(タイ
2006 カンヌ)「可能性=0.0000001%」

バンコク保険『保険 竜巻篇』(タイ
2006 カンヌ)「可能性=0.0000001%」

バンコク保険『保険 強盗篇』(タイ
2006 カンヌ)「可能性=0.0000001%」

<娯楽・レジャー>

マイクロソフト『XBOX ダブルダッチ篇』
(アメリカ 2006 カンヌ銀)「飛び込め」

マイクロソフト『XBOX 360 水風船篇』
(アメリカ 2006)

ブエノスアイレスの団地。「Teddy Bear's Picnic」が流れる。
「飛び込め」
ディレクターはフランク・バッジェン。

ソニー・プレイステーション『プレイステーシ
ョン2 ペース・オブ・ライフ篇』(英国 2006)
「それぞれのペースで色々な人生を送る」

amBX『コンピューターゲーム・テクノロジー
復讐篇』(英国 2006)

ノルウェー国立ロト企業『ロト 老人ホーム
篇』(ノルウェー 2006 カンヌ銀)「ロトで億
万長者になった人はただの億万長者ではない」

ブエノスアイレス動物園『動物園 一緒に篇』
(アルゼンチン 2006 カンヌ銅)

「今夜どこかで愛が導いてくれるなら、私たちは一緒になれるでしょう」
「2人がまた一緒になった姿を見に来ませんか」

クラブ・アトレティコ・デ・マドリード『サッ
カーチーム 故郷への手紙篇』(スペイン
2006 カンヌ銅)

「高級アパートを借りて、職に不自由しない生活を送っているよ」
「心には、理屈ではない理由があります」

<小売り・サービス>

イケアUK『イケア 自由篇』(デンマーク
2006 カンヌ銀)

「I'm going home」
「家具が安いから、あまり働かなくていい」
「自分の人生を生きなさい。家を愛しなさい」

ギャップ『アパレル ホコリ篇』(アメリカ
2006 カンヌ銀)「ホコリを出してすいません。
新GAPオープンです」

ベルリッツ『語学学校 ドイツ沿岸警備隊篇』
(ノルウェー 2006 カンヌ銀)

「船が沈んでいるんだ!(We are sinking!)」
「何を考えているんですか(What are you thinking...about?)」
「英語やろうぜ」

<メディア・情報>

フォックス スポーツ『スポーツチャンネル
マッサージ篇』(オーストラリア 2006)

「早くしてくれよ!」
「10ドルでどう?」
「スポーツに真剣になっています?」

カナルプラス『TV局 皇帝の行進篇』
(フランス 2006 カンヌ金)

「カナルプラスで『皇帝の行進』っていう映画を見たんだ」
「映画は目で見ましょう」

デジタルプラス『ムービーチャンネル ロスト
・イン・トランスレーション篇』(スペイン
2006 カンヌ銅)

『ロスト・イン・トランスレーション』の1シーン。
男性俳優の脇にあるフェデックスの小包箱に矢印が入る。
「デジタルプラスの映画では、広告が邪魔をしません」
映画専門チャンネルには、CMが入らないとアピールした。

MTVラテンアメリカ『ミュージックチャンネル
飼育係篇』(アルゼンチン 2006)
「音楽のない人生なんてクソだ」

MTVラテンアメリカ『ミュージックチャンネル
父と娘篇』(アルゼンチン 2006 カンヌ銀)

「私って、どうやって生まれたの?」
「ある日、パパとママが出会ってね」
「ロックはハードだ」

レインダンス・フィルム・フェスティバル
『フィルムフェスティバル 娘篇』(英国 2006)
「映画だから、何か始めないと」

ハッチソン『3G携帯電話サービス 音の壺篇』
(英国 2006)

音楽が禁じられた世界。
「汚い音楽だ」
「We like music」
携帯電話の音楽配信サービスのCM。

ボーダフォン『携帯電話サービス ゲイ篇』
(英国 2006 カンヌ銀)

「父さん、僕はゲイなんだ」
「素晴らしい」
「人生には3分では話しきれないことがある。ボーダフォンなら3分の料金で、60分話せます」

ボーダフォン『携帯電話サービス 息子篇』
(英国 2006 カンヌ銀)

「私はお前の親父じゃないんだ」
「別にいいよ」
「人生には3分では話しきれないことがある。ボーダフォンなら3分の料金で、60分話せます」

ボーダフォン『携帯電話サービス 結婚式篇』
(英国 2006 カンヌ銀)

「やめにしましょう」
「了解」
「人生には3分では話しきれないことがある。ボーダフォンなら3分の料金で、60分話せます」

ボーダフォン『携帯電話サービス 妊娠篇』
(英国 2006 カンヌ銀)

「パパ、妊娠しちゃった」
「おっと」
「人生には3分では話しきれないことがある。ボーダフォンなら3分の料金で、60分話せます」

ボーダフォン『携帯電話サービス 誕生篇』
(英国 2006 カンヌ銀)

ボーダフォン『携帯電話サービス 中身篇』
(英国 2006 カンヌ銀)

ボーダフォン『携帯電話サービス デート篇』
(英国 2006 カンヌ銀)

ボーダフォン『携帯電話サービス エンリケ
、バンジー、ラクダ、習慣篇』(英国 2006
カンヌ銀)

オレンジ『携帯電話サービス 停電篇』
(英国 2006 カンヌ銅)

2003年8月14日、ニューヨーク市で実際に起こった停電の様子を再現した。
「これは実際にあった話。この男は10年間、ニューヨークの街を歩き続けている。同じ道を毎日、いつも下を向いて。でもこの停電の日、全てが違っていた。彼が言ったことは本当だ。心のスイッチを入れるために、他のもののスイッチを切らないといけない時もある」
「携帯を切っている時に、良いことが起こることもある」
携帯電話のマナー向上を呼びかけるCM。

プロキシムス『携帯電話サービス ツール・
ド・フランス篇』(ベルギー 2006 カンヌ銅)
[リンク]

「ブラスフォードがゴールインで打ち負かしました」といった自転車レースのナレーションだけをたよりに、レース風景を再度映像化するとどうなるか。
「想像力に頼らず、見たものを信じましょう」
携帯電話のムービー配信サービスを利用しようとアピールしたCM。

キャリアビルダードットコム『オンライン
雇用サービス 大騒ぎ篇』(アメリカ 2006
カンヌ銅)[1]

「念のために言っておくけれど、売り上げは実はこう下がっています」
「転職をご希望ですか? もっと良い仕事が待っていますよ」

ネットスケープ『インターネットサービス
清掃員篇』(アメリカ 2006)

「ダーウィンが言う通り、進化しようよ」

<公共広告>

AOL『インターネットサービス グッド篇』
(英国 2006 カンヌ銀)[バッド篇]

インターネットが是か否かを問うCM。
「それは史上最も強力な学習ツール。国家の規制や検閲、支配が一切なく、言論の自由が本当に存在する唯一の場所。オーウェルは間違っていた。全ての権力を握っているのは国家ではない、私たちなのだ。あなたはどう考えますか?」
「話し合おう」

英国運輸省『青少年交通安全 携帯カメラ篇』
(英国 2006 カンヌ金)

「その服15歳くらいに見えるよ」
「親友でしょ」
「超かわいいー」
「毎週55人の中高生が、路上でもっと注意を払えばよかったと後悔しています」
テレビだけでなく携帯にも配信された。

フランス・エスパス・ナチュリスト
『ナチュリズム擁護 ビーチ篇』(フランス
2006)[年齢制限なし]

ブリティッシュ・ハート・ファンデーション
『反喫煙広告 皮膚の下篇』(英国 2006)
BGMは「I've got you under my skin」だ
が、この場合のyouはコブを皮肉ったもの。

アメリカン・レガシー・ファンデーション
『反喫煙広告 汚染物質篇』(アメリカ 2006
カンヌ銀)

タバコ会社の笑えない実態をアメリカンコメディドラマ風の映像にして告発するシリーズ。
「それで我が社のタバコからは、過去半年間にどんな汚染物質が発見されたんだね?」
「虫の寄生。油による汚染、輪ゴム。あっ、それにクレヨン」
「実話でなければ、もっと面白いかも」

アメリカン・レガシー・ファンデーション
『反喫煙広告 トゥインキーズ篇』(アメリカ
2006 カンヌ銀)

「御社は連邦議会に対し、タバコはトゥインキーズ菓子よりも中毒性が低いと言ったそうですね」
「1日1箱吸う人が1本につき5回息を吸いこめば、30年で19万2000回タバコを吸った計算になります」
「19万2000個のトゥインキーズを食べた人はいますか?」

アメリカン・レガシー・ファンデーション
『反喫煙広告 義母篇』(アメリカ 2006
カンヌ銀)

「私は最近、義理の母でちょっとした実験をしてみたんだ。内緒で低タールのタバコを中タールのタバコに取り替えておいてみた。その後彼女は、中タールと同じ量を吸うために、低タールのタバコを約40%多く吸っていた。つまり我々の消費者は今のタール量で満足しないほうがいいんだ」

アメリカン・レガシー・ファンデーション
『反喫煙広告 目標を達成する篇』(アメリカ
2006 カンヌ銀)

アメリカン・レガシー・ファンデーション
『反喫煙広告 Decal Conscious篇』
(アメリカ 2006 カンヌ銀)

アメリカン・レガシー・ファンデーション
『反喫煙広告 都市のヒップスター篇』
(アメリカ 2006 カンヌ銀)

アメリカン・レガシー・ファンデーション
『反喫煙広告 食べられるタバコ篇』
(アメリカ 2006 カンヌ銀)

アメリカン・レガシー・ファンデーション
『反喫煙広告 雨を降らせる人篇』
(アメリカ 2006 カンヌ銀)

アメリカン・レガシー・ファンデーション
『反喫煙広告 私たち自身の専門家篇』
(アメリカ 2006 カンヌ銀)

アメリカン・レガシー・ファンデーション
『反喫煙広告 太った男の子たち篇』
(アメリカ 2006 カンヌ銀)

アメリカン・レガシー・ファンデーション
『反喫煙広告 ガムボール篇』
(アメリカ 2006 カンヌ銀)

NSPCC『児童虐待撲滅 フキだし篇』(英国
2006)

「どこに行っていたんだ!」
「なんてことをしてんの、アンタは」
「子どものことが心配だったら誰かに話しましょう。虐待は止められます」

イノセンス・イン・デンジャー『小児性愛
被害防止 少年篇、(少女篇)』(アメリカ 2006
カンヌ銅)

「トムは9050点と大量得点、ジェイクはわずか5点」
「小児性愛者は子どもよりも知識がある!」
「昨年、全米で50万人の子どもが小児性愛者の犠牲になりました」

被虐待児童支援協会『児童虐待撲滅 アルツ
ハイマー篇』(ポルトガル 2006 カンヌ金)

「ママ、私よ、アンナよ」
「今日おばさんが来たから、私をベッドの下に隠してって頼んだの。お父さんがもうすぐ来るから」
「親に虐待された子どもは、そのことを決して忘れません」

ホームステッド『児童愛護基金 テレビが当た
ります篇』(南アフリカ 2006 カンヌ銅)

「あなたの支援を必要としています。こうお願いしてもダメなら、これならどうでしょう? 子どもを支援すると、抽選で51センチ型テレビが当たるとか」
「携帯を使えば応募は簡単。通話に10ランドの料金がかかります。私たちはそれほど切羽詰まっているのです」

[動画]ウォーターエイド オーストラリア
『発展途上国水質改善 黒い天然水篇』
(オーストラリア 2006 カンヌ銅)

「アフリカや発展途上国から直輸入です。色々な寄生虫がたっぷり。下水施設から直接採られたものだから」
「何これ」
「気持ち悪い」
「発展途上国の人々が飲んでいるものと全く同じ。10億人以上の人が毎日これを飲んでいます」

メキシコ赤十字『人道主義的基金 死神篇』
(メキシコ 2006 カンヌ銀)
「ハッピーエンドを実現させる」

AIDES『エイズ啓蒙 シュガー・ベイビー・
ラブ篇』(フランス 2006 カンヌ銀)[年齢制限なし]

昨年金賞を受賞したバイブレーターの続篇。
「コンドームを使って、運命の人に出会えるまで長生きしよう」

アムネスティ・インターナショナル『武器密売
防止の呼びかけ テレビショッピング篇』
(英国 2006 カンヌ銅)

「さて、次は兵器です」
「今日は75回もの戦争で使われている優れもの、AK-47アサルトライフル。美しいですね」
「1時間以内のお電話なら、なんと1丁につき1年分の弾が無料」
「しかも世界の兵器取引の監督規制には、とても便利な抜け穴があるので、捕まることはないんです」

アルゼンチン国家再建党『政治広告 真実篇』
(アルゼンチン 2006 カンヌ銀)[英語]

「腐敗は我々の国民性だ。どんな状況でも(国民を)信じられない」
途中で大統領の名前が出ると、画面が逆スクロールする。文章を逆から読むと
「どんな状況でも信じられない。腐敗が我々の国民性だなんて」
「これが真実」」

※このページは、『広告批評 No.309 2006年11月 世界のコマーシャル2006』(2006)を参考にしました。

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