カンヌ クリオ(2004)2
このページ2では、2004年のカンヌ国際広告
祭とクリオ賞の受賞作品を主に集めました。
カンヌ国際広告祭は有料のアーカイブとして
『The Work』があります。
<衣料・シューズ>
ナイキ『ナイキ・シューズ イス取りゲーム篇』
(オランダ 2004 カンヌ金)2002年グラン
プリのナイキ「tag」(鬼ごっこ)の続編
ナイキ『ナイキ もしも篇』(アメリカ 2004
カンヌ銅)世界のトップアスリートたちが
異分野のスポーツにチャレンジした
ナイキ『バスケットボール・シューズ 進化篇』
(アメリカ 2004)ナイキの初期のバスケット
シューズAir Force1から、最後にAir
Zoom Huarache 2K4に変化する
ナイキ・ヨーロッパ『ナイキ もうひとつ
のゲーム篇』(オランダ 2004 カンヌ銅)
アディダス『レイラ篇』(オランダ
2004 カンヌ金)
「不可能なんて、単なる先入観にすぎない。かつて私の父、モハメド・アリが、リストンとは戦うな、壊されてしまうと言われたように」
「父は何度も不可能を打ち破ってきた。だから今、女がボクシングなんてと言われたら私はどうすると思う?」
「そう、戦う。私は戦う」
「不可能なんてあり得ない」
アディダス『ロング・ラン篇』(オランダ
2004 カンヌ金)
ベッカム、マクグレディ、レイラ・アリ、ゲブルスラシエ、ソープ、ジダンの7人が1974年のモハメド・アリのランニングに合流したら。
「ある人々は、他人に惑わされずに我が道を貫く。そんな人は滅多にいない。しかし、彼らの姿は、私たちが新たな一歩を踏み出す時、こう勇気づけてくれる」
「不可能なんてあり得ない」
アディダス『女子ワールドカップ2003
目覚まし篇』(オランダ 2004 カンヌ銅)
アディダス『ボール篇』(アメリカ 2004)
「不可能なんてあり得ない」
リーバイ・ストラウス『リーバイス501アンチ
フィット ドアマン篇』(英国 2004)
「おいらは中には入らねえっていうか、まず入れやしねえ。だってこんなカッコだもんね。でも、こいつがおいらのスタイル。でもって、あんたはそんなスタイル」
リーバイ・ストラウス『リーバイス501アンチ
フィット ホット・ドッグ篇』(英国 2004)
「やめたほうがいいわよ」
「そんなことないよ、チョコレートとホットドッグはフィットしないってみんな言うけどね、そもそもなんでフィットしてないといけないんだい? 見てごらん、俺のこのお尻。全然ピッタリじゃないけどカッコいいだろ?」
「ゲーッ」
<金融・保険・運輸>
フェデックス『輸送 出世男篇』(アメリカ
2004 カンヌ金)
「海外に送るならフェデックスにしなくちゃ」
「ここにいるアルがよくこう言ったのを覚えてますよね」
「海外に送るならフェデックスにしなくちゃ」
フェデックス『輸送 ドラマ篇』(アメリカ
2004 カンヌ金)
「これは一体何だ?」
「ヒューストンへの荷物です」
「そうか、分かった!」
「明日8時までに着かないと、僕たちは終わりだ」
「終わりだ!」
「こんな風にやってみてもいいですが、翌日配達はもう、こんな大げさなことではないのです」
フェデックス『輸送 MBA篇』(アメリカ
2004 カンヌ金)
「発送はやらないよ」
「誰でも簡単にできるの」
「僕はMBAを持っているんだよ」
「じゃ、やり方を教えてあげないとできないわね」
「fedex.comを使えば誰もが早く簡単に発送できます。MBAを持っている人でも」
フェデックス『輸送 思い出したよ篇』
(アメリカ 2004 カンヌ金)
「今朝デトロイトに荷物は着いたのか?」
「いいえ、2,3日遅れてしまいます」
「ちゃんと指示したようにフェデックスを使ったのか?」
「いや、」
「何で俺はお前をここに置いているんだ?」
「父さんだから」
「早くて頼りになるサービスが必要な時、ご安心ください。フェデックスがついています」
フェデックス『輸送 ジェンキンス篇』
(アメリカ 2004 カンヌ金)
「お前エイリアンだろう?」
「フェデックスにしましょう」
「早急に大量の荷物を発送したいんだが」
「フェデックスにしましょう」
「名案だ、ジェンキンス。お前らは仕事に戻れ」
UFJつばさ証券『パートナー忍者篇』
(日本 2004 カンヌ銀、クリオ銅)
「パートナーは大切です」
セントラル・ビヘーア・アクミア『保険
掃除婦篇』(オランダ 2004 カンヌ銅)
「あのクソガキどもめ」
「親は分かってんのかしら」
「どうやったらこんな音楽で踊れるの?」
「こんな困ったことでも(お電話を)
ラ・モンディアル『年金 白髪篇』(フランス
2004 カンヌ銅)「白髪だー!」「退職
してからのことはご相談ください」
ソニー・コンピュータ・エンタテインメント
『プレイステーション2 山篇』(英国 2004
カンヌグランプリ、クリオ金)「一緒に
楽しみません? オンラインゲームで」
アルゼンチン航空『航空会社 影篇』
(アルゼンチン 2004 カンヌ金、クリオ金)
BCライオンズ『屋内ファン篇』(カナダ
2004)「競技場で応援すべきです」
BCライオンズ『エアバッグ篇』(カナダ
2004)「競技場で応援すべきです」
<小売・サービス>
イケア『家具店 禅篇』(スペイン 2004
カンヌ銅)
「30日、日曜日」
「数時間前」
「2日前」
「5日前」
「7日前」
「10日前」
「14日前」
「15日前」
「人生を模様替えしよう」
イケア『家具店 長椅子篇』(スペイン
2004 カンヌ銅)
「29日、日曜日」
「2日前」
「5日前」
「7日前」
「10日前」
「15日前」
「20日前」
「日焼けが似合うね」
「30日前」
「人生を模様替えしよう」
イケア『家具店 無限の可能性篇』
(英国 2004)
イケア『家具店 ポニー篇』(アメリカ
2004)
「100ドルかければこんなふうになるかもしれません」
「150ドルかけると」
「1400ドルではどうでしょう?」
「100万ドルでは?」
「あり得ないかも」
イケア『家具用品 ベッドルーム篇』(アメリカ
2004)「ベッドルームの模様替え700ドル」
カンパニア・アスレチカ-GYM『泣く赤ん坊
篇』(ブラジル 2004 カンヌ銀)
「シェイプアップしよう」
バリュー・シティ『バリュー・シティ・ストア
あべこべ篇』(アメリカ 2004 カンヌ銀
、クリオ銅)
婦人服コーナー。
「だって行きたくないの。もっとここにいたいの」
「ちっとも面白いことをさせてくれないじゃないの」
「ここにいたいの。ここが好きなの。この靴カワイイのに。お願いー」
「お得なバーゲンならバリューシティへ」
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ『ゴロワ
ーズ・シガレット ベルリン篇』(ドイツ
2004 カンヌ銅)
ヨーロッパをツアー旅行する日本人青年ヨシモトが旅の印象を恋人に書き綴る。
「愛するみずき。ヨーロッパは素晴らしいところです。バスに乗って、眠って、起きたらそこは違う国。今日僕たちはパリに着きました。パリは素敵な街です」
ヨシモトの見学コースには、なぜかブランデンブルグ門が組み込まれている。
「道を尋ねると、彼らはいつも笑い出します。だから僕も安全のために笑ってしまいます」
「みずき、お土産を買っていくと約束したよね。難しいよ。どこもかしこも色のついた石ばかり売っています」
「お店で親切なおじさんに会って、もっと典型的なものを勧めてもらいました」
フランス郵便局『郵便サービス 信頼篇』
(フランス 2004 カンヌ銀)「信頼」
<メディア・情報>
FOXスポーツ『スタジアム篇』
(アメリカ 2004)[1]
「僕と弟はすごく近いところで育ってきました」
「でも、最近は最悪。もうアイツには我慢できないよ」
「フェアレザーなんて応援しやがって。バンドワゴンに乗る(地元チーム以外のチームに肩入れすること)つもりか」
「あいつのせいでこんなところに来ることになっちまった」
「他のチームに心奪われるな」
FOXスポーツ『時間差篇』(アメリカ 2004)
「遅刻するぞ」
「バーニーと僕はもはや同じ人間じゃなくなった」
「バンドワゴンを応援する野郎なんて尊敬できっこない」
「これこそ真のゴールだぜ!」
「他のチームに心奪われるな」
MTV『MTV 手話篇』(アメリカ 2004)
「ヨー、どうだいG?」
「いい感じ、わかるっしょ」
「私お家に帰るところなのよ、じゃあね」
「アイツ、いっちゃってんじゃねえの?」
「言えてる」
「MTVのせいです」
MTV『MTV よくない宣誓篇』(アメリカ
2004)ユダヤ教の礼拝「MTVのせいです」
ワナドゥー『ブロードバンド・サービス
チェイス篇』(フランス 2004)「みんなの
ためのブロードバンドだ!」
カナル・デジタル『サテライトTV 彼氏の部屋篇』(ノルウェー 2004)https://t.co/okt30AN9xy pic.twitter.com/NMA3DyVduq
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) June 21, 2021
カナル・デジタル『サテライトTV 震え篇』(ノルウェー 2004)https://t.co/okt30AN9xy pic.twitter.com/VGSzxXFLje
— 女装部womanistan(ワンピ寸志) (@womanistan1) June 21, 2021
SWRテレビジョンステーション『反暴力映像
キャンペーン 子守歌篇』(ドイツ 2004
カンヌ銅)「寝る前に子どもたちはどれだけ
の暴力シーンを目にしているのでしょうか?」
カナダ・フィルム・センター『ショートフィル
ムフェスティバル 役作り篇』
(カナダ 2004 カンヌ金)
「ショートフィルムでの役作り、それはこんな
風に一瞬でやるものなんだ」
「こういうことさ。善人も悪人も、たったの2秒」
カナダ・フィルム・センター『ショートフィル
ムフェスティバル スペシャルF/X篇』
(カナダ 2004 カンヌ金)
「映画の霧吹き装置、ドライアイス、発煙装置
、いずれも時間と金がかかる。ショートフィル
ムなら、タバコとクリップだけで済む。ほら注目」
カナダ・フィルム・センター『ショートフィル
ムフェスティバル いい警官・悪い警官篇』
(カナダ 2004 カンヌ金)
いい警官と悪い警官を演じる生徒。
「芝居が長すぎ」
「いい警官、悪い警官、ショートフィルムでそれを演じ分けるにはコツがある。幸運にも、私が方法を開発した。名づけてハイデガー法」
「おい、吐け! 素敵な髪型だ」
カナダ・フィルム・センター『ショートフィル
ムフェスティバル ラブシーン篇』
(カナダ 2004 カンヌ金)
カナダ・フィルム・センター『ショートフィル
ムフェスティバル トイレ篇』
(カナダ 2004 カンヌ金)
<公共広告>
BC SPCA『動物愛護 友だち篇』
(カナダ 2004 カンヌ金)
「ホーラ、ここが気持ちいいんでしょう」
「何するんだよ」
「ペットにしかできないことがあります」
捨てられた動物をペットにする活動をしている動物愛護団体のCM。
BC SPCA『動物愛護 夫篇』
(カナダ 2004 カンヌ金)
「僕のブーちゃんはだーれだ?」
「やめてよ」
「ペットにしかできないことがあります」
BC SPCA『動物愛護 父親篇』
(カナダ 2004 カンヌ金)
「ほら、取りに行け。どうした? 取ってこい」
「ペットにしかできないことがあります」
BC SPCA『動物愛護 ルームメイト篇』
(カナダ 2004 カンヌ金)
「ペットにしかできないことがあります」
ハイネケン・イタリア『反飲酒運転メッセージ
盲導犬篇』(イタリア 2004 カンヌ銅)
「飲酒運転をすると、あなたも周りを危険
にさらすのです。よく考えてください」
オンタリオ州選挙『2003年オンタリオ州地方
選挙 オフィス篇』(カナダ 2004 カンヌ銀)
「JAFAの仕事の件だが、この仕事はすごく時間がかかるし締め切りもすごく近い。立候補する人はいないか?」
「カーターが適任だと思います」
「あなたが投票しないと、他人があなたの意見を勝手に言ってしまいます」
オンタリオ州選挙『2003年オンタリオ州地方
選挙 美容室篇』(カナダ 2004 カンヌ銀)
「いかがいたしましょうか?」
「下の方をちょっと切ろうかと」
「彼女は短くしたがっている。髪を立たせて、それを虎模様に染めて」
「いいかも、そうしましょう」
「あなたが投票しないと、他人があなたの意見を勝手に言ってしまいます」
オンタリオ州選挙『2003年オンタリオ州地方
選挙 レストラン篇』(カナダ 2004 カンヌ銀)
「彼女はピタパンのチーズバーガーで、彼は無しで。よろしく」
「かしこまりました」
「あなたが投票しないと、他人があなたの意見を勝手に言ってしまいます」
アメリカン・レガシー・ファンデーション
『反喫煙広告 1200篇』(アメリカ 2004
カンヌ銀、クリオ銅)
「タバコが原因で毎日1200人の人々が死んでいる」
「1日休んでみようと思ったことはありませんか」
「真実」
アメリカン・レガシー・ファンデーション
『反喫煙広告 代わりの喫煙者篇』(アメリカ
2004 カンヌ銀、クリオ銅)[年齢制限なし]
代用というステッカーが貼られたマネキンたち。
「タバコ会社は、顧客を死に追いやる商品を売っています。でも顧客がいなくなると倒産してしまいます。だから、いつも"代わりの喫煙者"を見つけなければなりません 」
「お父さんの代わりは見つかっていません」
「真実に目を向けよう」
AIDES『エイズ啓蒙 村篇』(フランス 2004
カンヌ銅)「現在、アフリカ人の平均寿命は
47歳。老人がどんな姿をしているか誰も知ら
ない日も近いかもしれません」
ギリシャ運輸省『交通安全啓蒙 サイドボード
篇』(ギリシャ 2004 カンヌ銅)
「速度2.16km/h」
「オートバイに乗る方、これをどう思いますか? ヘルメットをかぶらないと、時速10km/hの衝突でも致命的です。絶対にヘルメットを着用してください」
アメリカン・レガシー・ファンデーション
『反喫煙広告 シャルズ・オーグラス篇』
(アメリカ 2004 カンヌ銅)[30秒]
架空のガラスの破片入りアイスキャンディー工場の様子が紹介される。
「我が社の製品には中毒性があり、健康を著しく害する原因となります」
「全ての会社がタバコのような商品を作っているとしたら」
危険を知りながら、商品を作り続けるタバコ業界を皮肉るCM。
NSPCC『児童愛護協会 黙とう篇』(英国 2004)
「児童虐待を受けながら沈黙を強いられている子どもたちのために、我々が1分ずつ黙祷を捧げたとしたら、このCMは何年も続くことになるだろう」
「話すことで児童虐待は阻止できる」
<サイバー部門>
バーガーキング『従順なチキン野郎篇』
(アメリカ 2004 カンヌ金)ユーザーがブラ
ンクに指示を書き込むと、チキンがその通り
のアクションをする
カーター『トロジャン・ゲーム 跳馬、柔道、
ウェイトリフティング篇』(英国 2004
カンヌ金)
ナップスター『契約、再会篇』(アメリカ 2004
カンヌ金)著作権問題からの復活をアピールした
<メディア部門>
CCU『Cristal Beer スターウォーズ篇』
(チリ 2004 カンヌグランプリ)映画の
ストーリーとシームレスにつながったCM
※このページは、『広告批評 No.287 2004年11月 世界のコマーシャル2004』(2004)を参考にしました。