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ワーキング・クラス

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<オハイオ州ヤングスタウン
(Youngstown, Ohio)>

ヤングスタウンとマホニング郡のビデオツアー
(2015)

エイミー・ゴールドスタイン『ジェインズ
ヴィルの悲劇』(2017)

WKBN27『ブラック・マンデー(1977):
地元の鉄鋼業界の闘争の警告サインはほと
んど無視された』(2017)

トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ『メアリ
ー・ジェーンの最後のダンス(Mary Jane's
 Last Dance)』(1993)の歌詞の抜粋

「大失敗にうんざり
自分自身にうんざり
この街にもうんざりだ
メアリー・ジェーンと最後のダンス
痛みを止めるためにもう一度」

ワシントン・ポスト『トランプは強い株式
市場の功績を認める』(2017)

WKBN27『ファーストエナジーは、オハイオ
州の最後の石炭火力発電所を閉鎖した』(2018)

WKBN27『Vindicator紙は150年の歴史に
幕を閉じた』(2019)

<アメリカにおけるオピオイド危機
(Opioid Crisis in US)>

パーデュー・ファーマ『オキシコティン
痛みから人生を取り戻せ』(1998)

パーデュー・ファーマ『オピオイド』(1998)

ブルームバーグ『トヨタ初の女性エグゼク
ティブ、ジュリー・ハンプがオキシコドンを
密輸したとして辞任』(2015)

WKBN27『オハイオ州警察は、オキシコドン
の売買で男性を起訴します』(2015)

WKBN27『ウォーレンにファーストステップリカ
バリーという治療施設がオープンした』(2015)

NBC『ドナルド・トランプ大統領がオピオイド
危機を国家公衆衛生緊急事態と宣言』(2017)

TODAY『オピオイド依存症: オハイオ州が
震源地になった経緯』(2017)

WKBN27『母親は9歳の息子のコカインによる
死で執行猶予判決を受けた』(2017)

WKBN27『連邦政府は中国からヤングスタウン
の家までフェンタニルパッケージを追跡します』
(2017)

WKBN27『リスボン高校では、過剰摂取を防ぐ
ためにナロキソンを学校に持ち込むことを
提案しています』(2018)

WKBN27『レイクビュー高校で、薬物の流行
を留める方法について両親に知らせるプレゼ
ンテーションがありました』(2019)

日経ビジネス『ドラッグ汚染のリアル』(2019)

NBC『パーデュー・ファーマが80億ドルの
和解の一環として有罪を認める』(2020)

<競売にかけられた物件(Auctioned
property)>

WKBN27『競売にかけられるヤングスタウン
の超高層ビル』(2021)

WKBN27『ヤングスタウンの黄金の夜明け
レストランがオークションにかけられます』(2019)

WKBN『ヤングスタウンの北側にある古い教会
が競売にかけられる』(2019)

WKBN27『競売にかけられる歴史的な
ヤングスタウン教会』(2021)

<病院の閉鎖や抗議(Hospital
closures and protests)>

WKBN27『ヤングスタウンのノースサイド
地域医療センターが閉鎖された』(2018)

WKBN27『ヤングスタウン病院の外の抗議者
は医療の変更を要求します』(2020)

<建築物のリノベーションや拡張
(Building renovation and expansion)>

WKBN27『最初期のカレッジは歴史的な校舎
の拡張を開始します』(2017)

WKBN27『アップタウンシアターの改装工事
が進行中です』(2020)

WKBN27『レストランの拡張プロジェクトが
進行中です』(2021)

WKBN27『差し押さえの増加に伴い、不動産
業者はそれが住宅市場の崩壊につながる
可能性があると信じていますか?』(2021)

WKBN27『ヤングスタウンでのクリントンの
集会の前にマホニング郡GOPが抗議』(2016)

ヒラリー・クリントンの大統領選挙の資金
集めイベントにて(2016)

おおざっぱに言ってしまえば、トランプ支持者の半分は、私が「惨めな人々のバスケット」(the basket of deplorables)と呼ぶ場所に入れることができます。そうでしょ。人種差別主義者、性差別主義者、同性愛嫌悪者、外国人嫌い、イスラム恐怖症、その他なんでもあり。

<インディアナ州(Indiana)>

『キャリア社のエアコン部門が1,400人の
雇用をメキシコに移すと発表した』(2016)

ABC『ドナルド・トランプはキャリアとの取引
で、インディアナ州での仕事を保った』(2016)

『怒りの葡萄』(1940)のトム・ジョード

『波止場』(1954)のテリー・マロイ

『オール・イン・ザ・ファミリー』(1971-9)
のアーチー・バンカー

『マリード・ウィズ・チルドレン』(1987-97)
のアル・バンディ

『ザ・シンプソンズ』(1989-)
のホーマー・シンプソン

デール・マハリッジ、マイケル・ウィリアム
ソン『繁栄からこぼれ落ちたもうひとつの
アメリカ』(2011)

MTV『バックランド』(2013)はウェスト
バージニア州の小さな町で暮らす若者9人の
ドキュメンタリー番組

『ダック・ダイナスティ』(2012-7)は猟に
使うカモ笛で財を成したルイジアナの一家を
密着取材した

『ハニー・ブーブーがやってくる』(2012-4)
は美少女コンテスト出場を目指すジョージア
州在住のぽっちゃりした女の子とその家族
の奮闘ぶりを追った

ブルース・スプリングスティーンの日本公演(1985)

ブルース・スプリングスティーン
『Youngstown』(1995)の歌詞の抜粋

「父は溶鉱炉で働いた
炉を地獄よりも熱く保つ仕事」
「父はオハイオで職に就いた
第二次世界大戦から帰還後のこと
今では鉄くずとがれきが残るだけ」
「ここの工場で作った戦車と爆弾で戦争に勝った
韓国やベトナムに息子たちを送り出した
今になって思う 一体何のために死んだのかと」

ブルース・スプリングスティーンのメッセージ
(2020)

スタインベックの小説『怒りの葡萄』(1939)のトム・ジョード、映画『波止場』(1954)のテリー・マロイの描かれ方を見ればわかるように、エリートはワーキング・クラスの努力や苦しみを必死に理解しようとしていた。
 だが今では、ワーキング・クラスへの無理解が広がっている。ワーキング・クラスに無神経な態度を示す場合さえある。この現象を象徴しているのが、1971年から79年にかけて放映され、大人気を博したテレビドラマ『オール・イン・ザ・ファミリー』である。そのなかで、主人公の肉体労働者アーチー・バンカーは、大学に通う長髪で聡明で進歩的な義理の息子とあからさまなほど対照的に描かれている。偏狭で粗野で無知、性差別や人種差別の激しい人物である。これは、このテレビシリーズのプロデューサーだった進歩派のエリート、ノーマン・リアが抱いているイメージによる(リアは後に『ピープル・フォー・ジ・アメリカン・ウェイ』という人権擁護団体を創設している)。1980年代後半から90年代にかけては、テレビドラマ『マリード・ウィズ・チルドレン』が人気を博し、その主人公の婦人靴セールスマン、アル・バンディが愚かな人物として表現された。テレビアニメ『ザ・シンプソンズ』ではホーマー・シンプソンが、「がさつで、太りすぎで、無能で、不器用で、浅はかで、アルコール依存症ぎりぎり」というワーキング・クラスのイメージどおりの男として描かれている。ホーマーは原子力発電所で安全管理官として働いているが、ずさんな仕事ぶりで絶えず事故を起こしている。
 現在では、多少の例外はあるものの(真っ先にブルース・スプリングスティーンの歌詞が思い浮かぶ)、こうした侮蔑的なイメージが横行している。平等を約束することを誇りにしている国らしからぬ事態である。(ウィリアムズ p.11-2)

スーパーボウルで放送されたクライスラー
のCM(2012)

「ハーフタイムだ。両チームは作戦を練っている。後半戦で勝つために。
アメリカもハーフタイムだ。人々は仕事を失い傷ついている。どうしたら巻き返せるか悩んでる。我々は怯えている。
デトロイトの人々は何もかも失いかけた。しかし再び立ち上がりモーターシティは反撃を開始した。
そう、今はアメリカにとってのハーフタイムだ。後半戦は今、始まる」

ジョーン・C・ウィリアムズ『白人労働者階級
のアメリカ人が大学に進学しない理由』(2017)

中間層を構成するワーキング・クラスの人々は、未開の地の異民族か何かのように見られることを嫌う。富裕層が貧困層に見せるような偽善的な心づかいを嫌がる(貧困層も嫌がるだろうが、それはまた別の話だ)。そうではなく、自分たちが必死に築きあげてきた生活が尊重されることを求めている。仕事や生き方が評価されることを望んでいる。彼らは送電線を修理し、下水道を管理し、列車を走らせている。私たちの命を救う乳がん検査の医療機器を製造し、私たちが道端でけがをすれば救急車に乗って駆けつけてくる。彼らは尊厳を求めているのであり、十分それに値する人々なのだ。(ウィリアムズ p.16-7)

ドナルド・トランプが環太平洋パートナー
シップ(TPP)を非難した(2016)

ドナルド・トランプによる反ヒラリー・クリン
トンの『嘆かわしい』CM(2016)

地元の民主党員は、トランプ大統領のヤング
スタウン訪問を覆い隠すことを望んでいます
(2017)

民主党支持者だった2人はトランプ氏に
投票した(2017)

ドナルド・トランプの「家を売るな」演説
(2017)

ドナルド・トランプ大統領は福祉制度を改革
することを提案した(2017)

「私たちの国への移住を考えている人々は経済的に自立できているべきであり、少なくとも5年間は福祉を利用するべきではない、と私たちは考えている」

ドナルド・トランプの「デプロラブル」演説
(オハイオ州シンシナティ 2019)

連邦議会の一般教書演説に招待され、ドナ
ルド・トランプ大統領より大統領自由勲
章を授与されたラッシュ・リンボー(2020)

ゴスペル歌手のマドンナ・マッシー

ルイジアナ南西部共和党婦人会のある会合では、ゴスペル歌手のマドンナ・マッシーに出会った。彼女はテーブルの向かい側の席からわたしに、「ラッシュ・リンボーが大好き」なのだときっぱり言った。以前のわたしなら、リンボーは独善的な人だと思っていたので興味も示さず、むっとして話題を変えていただろう。けれどもそのときはマドンナにこうきいた。「かれのどこが好きなのか、聞かせてもらえる?」と。一週間後、地元のスターバックスでマドンナといっしょに甘いアイスティーを飲みながら、わたしはリンボーのどこに魅力を感じるのか尋ねていた。「あの人が"フェミ・ナチ"-つまり、男性と対等になりたがって女性の権利拡張を過剰に訴えるフェミニスト-を批判するところ」わたしはしばらく黙って、その意見について考えていた。するとマドンナはわたしにどう思うかときいた。わたしが答えると、彼女は「でもあなたはとてもいい人だわ」と言った。そこから、わたしたちはリンボーが考え出したあだ名("共産リブ[リベラルの仮面をかぶった共産主義者]""環境過激派[原始の生活に戻るべきだと主張するゆがんだ環境保護主義者]")のひとつひとつについて話をした。すると最後には、マドンナの心の底にある思いが見えてきた。彼女は自分がリベラル派の人々から侮辱されているように感じていたのだ。そして、そうした侮辱からリンボーが守ってくれていると思っていた。「リベラル派はこう思っているのよ。聖書を信じている南部人は無知で時代遅れで、教養のない貧しい白人ばかりだ、みんな負け犬だって。わたしたちのことを、人種や性や性的指向で人を差別するような人間だと思ってるのよ。それからたぶん、でぶばかりだってね」(ホックシールド p.35)

A.R.ホックシールド『壁の向こうの住人たち』(2016)

列に割り込む人々
 あれを見て! 前方で列に割り込もうとしている人たちがいる! あなたはルールを守っているのに、彼らは守っていない。割り込みをされて、あなたは後ろへ押しやられているような気分になる。どうしてあんなことができるのだ? いったい誰だ? 黒人もまじっている。連邦政府が推し進める差別撤廃措置を通じて、あの人たちには、大学やカレッジでも、職業訓練や雇用でも、福祉給付金の支給、無料の昼食サービスでも優先枠が与えられていて、人々の心の中にも、以下に述べるように、何か秘密の場所を占めている。女性、移民、難民、公共セクターの職員たち-まったく、きりがない。あなたのお金はあなたが管理も同意もしていないリベラルの同情というざるに注がれて、湯水のように使われている。(ホックシールド p.194)

『フロリダ・プロジェクト』(2017)

「リベラルはわたしたちに、黒人や女性や貧しい人に同情してもらいたがります。もちろん、わたしも気の毒だと思いますよ、ある程度はね」ある温厚そうなレストラン経営者は、わたしにそう言った。「話を聞くと、胸が痛みます。しかしときたま、自分はだまされてるんじゃないかと思うんです。応募してきたから採用したのに、出勤してこないやつがいたりするとね。続けて失業保険がもらえるように、就職活動をしたっていう実績を作りたかっただけじゃないのかと勘ぐりたくなるわけですよ。このあいだも<ウェンディーズ>にひとりの女がやってきて、こう言うんです。自分にはふたりの子供がいるんだけど、ホームレスだから、ホテル住まいができるだけの給料がほしいってね。わたしは、子供たちはどこにいるんだとききました。すると女は「母にあずけてきました」と言いました。じゃあ、きみはお母さんといっしょに暮らしていないのかい? って話ですよ。(ホックシールド p.207-8)

A.R.ホックシールド『壁の向こうの住人たち』
(2016)

WCPO 9『シンシナティ大学の学生、卒業生
はリチャード・スペンサーは求められて
いないと言います』(2017)

WKBN27『ヤングスタウンの水道本管が壊れ、
大きな陥没穴が車を飲み込んだ』(2017)

WKBN27『不満が募るヤングスタウンの先生が
学校でのしつけを嘆願する』(2018)

WKBN27『専門家によると、フェンタニルを
簡単に得られるために、トランブル郡を中心
として過剰摂取の流行が起きている』(2021)

Fox『中国はメキシコのカルテルと協力して
国境を越えてフェンタニルを輸出している』
(2021)

ナショナル・スシ・デー(2015)

『Traficant: The Congressman Of
Crimetown』(2015)

ドナルド・トランプとジム・トラフィカント
の貿易に関するスピーチ

ドナルド・トランプとジム・トラフィカント
の不法移民に関するスピーチ

<メキシコとアメリカの壁(Mexico–
United States barrier)>

『提案187』1994 California
Proposition 187(1994)

一般教書演説での不法移民に関するビル・
クリントン(1995)

Comprehensive Immigration Reform
Act of 2007(2007)(『安全フェンス
法』(2006))

ドナルド・トランプが共和党全国委員会の
演説で不法移民を非難(2016)

カマラ・ハリスの訪問以来、「恐ろしい」国境
危機は改善されていない: 組合当局者(2021)

TBS『バイデン大統領就任1年 移民政策で
逆風、不法移民が急増』(2022)

<ベトナム帰還兵(Vietnam veteran)>

CBS『グッドラック・サイゴン(Tour of Duty)』
(1987-90)

『Thank You For Your Service』(2012)

ラヴィング対ヴァージニア州裁判(1967)

ゼネラル・ミルズ『チュリオス』(2013)

他愛ないCMだが、放送されるとすぐにネットで炎上した。なぜ?
 そのCMのママは白人でパパは黒人だからだ。それだけで「黒人と白人の夫婦なんて見たくない」「吐き気がする」「放送を中止しろ」なんて言葉が飛び交った。(町山 p.284)

改正移民法(Hart Celler Act)(1965)が
アメリカをどのように変えたか

テディ・ラクスピンのCM(1985)

『テッド』(2012)のファイトシーン
「お前なんか欲しくなかった。同じクマなら、
本当はお前よりもテディ・ラクスピン(Teddy
Ruxpin)が欲しかったんだ!」

『親愛なるマミー』(1981)のクリスティーナ
の髪を切るシーン

『テッド』(2012)のジョーン・クロフォード
のシーン「誰かがジョーン・クロフォードに
なって、しつけなきゃいけないんだ!」

コカ・コーラ『アメリカ・ザ・ビューティフル』(2014)

「せっかくの名曲が台無しだ」「ここはアメリカだ。英語が嫌なら出て行け!』などのヘイト・コメントがYouTubeやフェイスブックにあふれた。
 彼らの心には、近い将来ヒスパニック(スペイン語系)が米人口の3割を超え、逆に白人が5割を切ることへの不安や、白人以外が「アメリカ人」を名乗ることへの嫌悪感などがあるのだろう。(町山 p.283)

2014年度のミス・アメリカに選ばれたインド
系アメリカ人のNina Davuluri(2013)

『キャプテン・マーベル』に選ばれた新ヒー
ロー役のブリー・ラーソン(Brie Larson)
(2019)

『キャプテン・アメリカ』の新たな主役に
選ばれたアフリカ系アメリカ人男性のアンソニ
ー・マッキー(Anthony Mackie)(2020)

『シンプル・フェイバー』(2018)の
オープニングシーン

FOX『十戒の記念碑は公有地に属していますか』
(2015)

日本車を壊すアメリカの労働者(198?)

ホンダ オハイオ州メアリーズビル
自動車工場のCM(1992)

ホンダ アコード40周年記念

ワシントン・ポスト『「誰もがショックを
受けている」オハイオコミュニティはGMプラ
ントの閉鎖に反応した』(2018)

『アメリカン・ファクトリー』(2019)

WKYC Channel 3『ローズタウンモーターズ
は、電気自動車プログラムに共同で取り組む
ためにフォックスコンと契約を結んだ』(2021)

<ケンタッキー州(Kentucky)>

WLKY『若い黒人女性がドナルド・トランプ
のラリーで繰り返し攻撃されます』(2016) (赤い帽子をかぶったヒゲ面の男性が
マシュー・ハインバック)

ABC『白人至上主義者のマシュー・ハインバ
ック、リチャード・スペンサーが物議を
醸している信念について』(2017)

HBO『多くの白人至上主義者はアジア系に対する
フェティシズムを持っているようです』(2017)

PBS『「絶望死」は、一部の白人アメリカ人
の人生を短くしている』(2017)

CNN『ケンタッキー州の居住者: これが私たち
がきれいな水のために経験することです』
(2018)

<ドナルド・トランプ大統領のクソ
だめ(Shithole)発言>

TIME『トランプ大統領は間違いなく「シット
ホール諸国」と言った、ディック・ダービン
上院議員は確認する』(2018)

「エル・サルバドルだの、アフリカだの、ハイチだのシットホールShitholeみたいな国からの移民は要らない。ノルウェーのほうがいい」
説明会の席でトランプはそう言った、と、ディック・ダービン上院議員(民主党)は憤慨してCNNにぶちまけた。「アメリカの大統領がそんな言葉を使うなんて信じられない」

ナミビアの旅行代理店のCM(2018)

「ナミビアは世界一美しいクソだめです」
「おお、なんて素晴らしいクソだめ」

トランプ大統領は、モリー・ティベッツが不法
移民によって殺害された事件について演説した
(2018)

<共和党支持者に向けたCM>

本当の共和党の女性たち『共和党員、私の
膣に入りなさい!』の冗談CM(2012)

ケイト・ベッキンセイル「私は共和党員です。
私は政府に金融や医療には介入して欲しくありません。政府に介入してほしいのは、ヴァジャイナです。私のヴァジャイナは共和党のおじ様方に委ねます。介入してください。奥まで」

元フロリダ州知事ジェブ・ブッシュの共和党
予備選挙のスペイン語CM(2015)

フロリダ州選出の上院議員マルコ・ルビオ
(キューバ系)の父親がバーテンダーとして
生計を立てた話を元にした選挙CM(2015)

GOP『あなたがリードする場所では、他の人
がフォローします』(2016)

ジョージア州知事の共和党候補ブライアン・
ケンプ(55)の共和党予備選挙『超保守派』の
CM(2018)

「私はブライアン・ケンプ。超保守派です。政府支出を爆破します。
誰も私の銃を奪うことはできない。
私のチェーンソーは準備万全。政府の規制を引きはがします。
大きなトラックを手に入れましたよ、不法滞在の犯罪人を一斉検挙し、自分で送り返す必要がある時に備えてですよ。
ええ、確かに言いましたよ。
あなたが「政治的に正しくない」保守派を求めているなら、それは私です」
トランプのように、PCへの挑戦的な姿勢をウリにした。(町山 2018 p.306-7)

ジョージア州知事の共和党候補ブライアン・
ケンプ(55)の共和党予備選挙『気分を害する』
のCM(2018)

「私は神、家族、国家の順で信じています。私は「メリー・クリスマス」とも「神のご加護を」とも言います。トランプ大統領と軍、鉄壁の国境を強く支持し、国歌斉唱で敬意を示します」

ジョージア州副知事ケイシー・ケーグル
『聖域都市』のCM(2018)

「政治家はおしゃべりが大好き(口先ばかり)だが、リーダーには実行力が伴うものだ。不法滞在の犯罪人が全米を席巻中。都市部のリベラル政治家は彼らを擁護し、彼らが各地で私たちを震え上がらせることを可能にしている。だから私は全米で最も厳しい一斉検挙を指揮した」

ジョージア州上院議員マイケル・ウィリ
アムス『強制送還バス』(2018)のCM

「このバスを不法入国者で満杯にして、出身国に送り返す。彼らが州内をうろつくのを単に追跡し、見ているのではなく、彼らをバスに入れて送り返すのだ。
バスの背後には「メキシコまでついてこい(Follow Me To Mexico)とのロゴが入っている。

バージニア州上院議員候補のコーリー・
スチュワート(2018)

物議を醸す過去を持つバージニア州上院議員
候補であるコーリー・スチュワート(2018)

ドナルド・トランプ選挙CM『ジョー・バイデン
のアメリカ』(2020)

「バイデンは警察予算の削減に賛成です。バイデンのアメリカに安全はありません」

(J.D.Vance)『Are You A Racist?』(2020)
オハイオ州上院議員共和党候補
「あなたはレイシストですか?」

※このページは、A.R.ホックシールド『壁の向こうの住人たち』(2016)、
ジョーン・C・ウィリアムズ『アメリカを動かす「ホワイト・ワーキング・クラス」という人々』(2017)、
金成隆一『ルポ トランプ王国』(2017)、金成隆一『記者、ラストベルトに住む』(2018)、
金成隆一『ルポ トランプ王国2』(2019)、
町山智浩『教科書に載ってないUSA語録』(2012)、町山智浩『知ってても偉くないUSA語録』(2014)p.282-4、
町山智浩『激震! セクハラ帝国アメリカ 言霊USA2018』(2018)、町山智浩『アメリカ炎上通信 言霊USA XXL』(2019)、
村山祐介『エクソダス』(2020)、ハワード・J・ロス『なぜあなたは自分の「偏見」に気づけないのか』
(2020)、マリタ・スターケン『アメリカという記憶』(1996)を参考にしました。
「」(ウィリアムズ、ホックシールド p.)と記載されている部分は、それぞれ、ジョーン・C・ウィリアムズさん、A.R.ホックシールドさんの個人的見解です。
p.は著書のページ数から引用したものです。

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