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インドネシアポップ

大塚製薬『ポカリスエット』(1990)

飲み物のCMなら、そのセールスポイントを具体的に説明してほしい。

大昌食品(現ダイショー)『味塩こしょう』
(1990)

「家事はできない、帰りは遅い」働く女性と家事をする夫を、おちょくっているとしか思えない。この夫と妻の役割を入れ替えてみると、旧態依然たる夫婦関係が現れ、不快この上なく、非難ごうごうであろう。

石原薬品(現石原ケミカル)
『ビスラットゴールド』(1990)

美への脅迫。ネーミングもひどい。オールヌードの必要性なし。

サントリー『サントリーオールド』(1990)

わざわざ海外ロケまでして、「日本女性」の古典パターンするのではなくて、対等なイメージにするのがよい。普通の待ち合わせでいいと思うし、女同士でもいいと思う。

はごろもフーズ『シーチキン』(1990)

家族は画面に出てこない。家事にやる気満々の良妻賢母。家族はそれに頼りきり満足している風に見える。

ピップフジモト(現ピップ)『ダダン』(1990)

全く意味のない内容。「ボヨヨン、ボヨヨン」と言いながら胸を揺するあたり、理屈ではなく、不快極まりない。(むしろ好感という評価)全体的な印象を一言で言えば「強く、たくましい女」ということになる。そして何よりも、男に対して媚びていないところがいい。

P&G『リジョイ』(1990-1)

かみの毛をバーッとしているところがきもちわるい(No.7 p.64)

大日本除虫菊『音浴湯』(1992)[2]

女の子のお尻が3つ、ぬっと画面に突き出されるのを、初めて見た日の衝撃と、大きな屈辱感は、今も忘れられません。女の身体=物、の典型的パターン。

シノブフーズ『おにぎりQ』(1992)

ナイロン包装を引き出して食べるおにぎりと、女性を脱がせて食べるということを、ストレートに結びつけたフード・ポルノ。

シマヤ『だしの素』(1994)

「どんな具合やー」「いいね」えー、何が「いいね」よ、全く。一昔前の田舎の法事のような光景をセピアカラーで美しく描いてなんかほしくない。ノスタルジーか何か知らないが、大家族主義、男尊女卑を女の口から「いいね」なんて言ってほしくない。CMはフィクションと百も承知だが、こういう光景を「昔は良かった」式に見せられるのは苦痛だ。このCMが映るたびに、「シマヤは買わない」と決意を固めているのは、私だけではない。

タカラ『ピンキッシュ』(1994)

子どもに化粧品はいらない。色のついたリップクリーム、マニキュアは醜悪。子どもが背伸びしたがるのか、親が子をおもちゃにしているのか?(No.9 p.14 ひ)

ハウス食品工業(現ハウス食品)
『咖喱工房』(1992)

何も母親を映す必要性はないんじゃないの。女は大事じゃないが、風景の一つという、日本のあらゆる場面の象徴みたいね。

<女・台所・へばりつきCM>

桃屋『五目寿司のたね』(1992)

日本ケロッグ『コーンフレーク』(1989)

<女・台所トントンCM>

サントリー『カスタム』(1989)
「女房らしさが欠けてない?
(Are you lacking in wifely qualities?)」

キリンビバレッジ『ポストウォーター 理屈と気分』
(1992)[2][3]

細川ふみえさんのキャラクター、つまり、女の代表としての彼女の扱いが馬鹿にされている感じを与える。商品との関係が全く分からない。

AGF『ブレンディ』(1992)

レナウン『ワンサカ娘'92』(1992)

下品。それに、仮に女の裸が好きな人でも、イライラさせられるんじゃないの。

ファイザー製薬『バイシン』(1992)

コスモ石油『スーパーマグナム』(1992)

「すごい。感じる。」映像とナレーションとで、思わせぶりにセックスを連想させる典型的CM。もう少し洗練されたCMはないものかと情けなくなる。目を引くために利用され、搾取される女の体、それが女自身の自己疎外を生み出していると、フェミニスト心理学者が指摘している。

キッコーマン『丸大豆しょうゆ』(1992)

「あっ、おかえり。ねえねえ、薔薇って漢字で書ける。私、書けるんだよ」「偉いでしょ」そう。薔薇って書けてよかったね。こんなカマトト女が可愛いと、男性諸氏は本気で思っておられるのですか。もし、これが、眼鏡をかけたツンとした女が言っていれば、どんな意味になっていたのだろう。

ゼットソー『ブローハンドル』(1992)

「風のいたずら」下品。無神経さがハナテン中古車センター並み。今ごろやるというのが信じられない。

建機レンタル アクティオ(1992)

何で工作機械のCMに、肉体を露骨に強調した女性が必要なのでしょう。

味の素『新・ほんだし』(1992)

いつも料理は女の仕事で、夫、姑、子どもまでも手伝う様子がない、というお決まりの形が嫌だ。

ナリス化粧品『ラサラ』(1992)

味の素『麻婆豆腐の素』(1993)

観洋(1992)

一緒に見ていた幼稚園児の長男が、「ぼくは、あのおっぱいのコマーシャルがいちばん面白かったな」と感想をもらした。幼い子どもに直接的に飛びこんでくるという点で、裸体を見せるCMには嫌悪感があります。

伊藤園『お〜いお茶』(1992)

男性が「お茶」と言えば、即座に女性がお茶を差し出す。サービスされて当然、という構図。

コットン・ラボ『プチシャワー セペ』(1992)

女性専用のものなのに、完全に男の視点で作られていて、見ていてとても気持ち悪い。

花王『アタック』(1992)

アサヒビール『アサヒ生ビールZ』(1992)

日本のCFに頭はいらぬ。水着の女を出せばいい。あー、もう、うんざりです。

ハウス食品工業(現ハウス食品)
『咖喱工房』(1992)

CMそのものはおかしいと思わないが、画面の隅で家事をしている母親が不要。調理の音も聞こえたりして、この母親(妻)がいつも調理しているのだろうなと思わされる。

桐灰化学『NEWハンドウォーマー』(1992)

女が男の頭をはたくというオチがつけられているとはいえ、典型的なセクシャルハラスメントCM、痴漢CM。とにかく不快。

JT『ベッセンD』(1993)
「会社で負けるな!」
「あなたは男でしょ。よし、強く生きなきゃダメなの。ベッセンD飲んで」
「私祈ってます」

大塚食品『ボンカレー・ゴールド』(1992)

「お母さまっておきれいな方ね。私うまくやっていけると思うの」女の子のセリフが引っかかる。ミニ妻ならぬミニ嫁パターンとでも名づけえようか。

大塚食品『シンビーノ ジャワティ ストレート』(1992)
「裸、それが自然、それが健康。それが美しい。
(Nakedness is natural, it's healthy,
it's beautiful.)

大塚食品『シンビーノ ジャワティ ストレート』(1992)
「裸の、ジャワティ。(Naked, Java tea)

明治生命『新夫婦保険』(1992)

「私は時々、こうして、妻の愛を確かめている」

P&G『レモンチアー』(1992)

「うちの子、汚すほうだね」

大日本除虫菊『タンスにゴン』(1992)

「あー、幸せ」妻であり母である女性が、家族の衣替えを一人でやらされているにも関わらず、「あー、幸せ」などと満足そうに言っているところがおかしい。

日本ハム『あらびきグルメイドステーキ』(1992)

「ステーキなので父が焼く」ステーキは上等だから父が焼くとでも言いたいのだろうか。

竹屋『タケヤみそ』(1992)

主婦という役割の押しつけ。男性は仕事、女性は家という役割分担が全面的に出ている。

中外製薬『グロンサンDX』(1992)

(このCMとは違うかもしれない)仕事の方は男の人ばかりでやっているのに対し、遊びの方は男1人と周りが女性ばかりというのはおかしい。

ハウス食品工業(現ハウス食品)
『特選 生わさび』(1992)

どうして夫だけが食事をし、妻が見ていなければならないのか。

グンゼ『ブラプラス&パンティープラス』(1991)

「桃の割れ目=ヒップのイメージ? グラスに入ったババロア=バストのイメージ?」

ユニ・チャーム『おそうじクロス
きれいずき』(1991)「義母が来る
(Mother-in-law is coming)」

ニベア『ライトスキンケア』(1991)

武富士(1992)

(このCMとは違うかもしれない)銀色のハイレグレオタード姿の女3人がBGMに合わせて踊る。Vカットの胸元や下半身をアップしたりする。

アサヒドーカメラ(1992)[2]

(このCMではないが)「女房の妹を撮る。隣の奥さんを撮る。娘の担任を撮る。よいカメラで撮る」これらの女性たちがヨロメキ調、男性誌のグラビア調、ポルノ映画ポスター調のポーズの写真になって登場し、ラストは水着姿である。

ザナックス『野球用品』(1994)

あくまで男が主人公、女は脇役の応援役。さらには若い女と中年女を対比させて、女は若くなければ価値がないというというメッセージを振りまく。

興和新薬(現興和)『コルゲンコーワET錠』(1994)

「どうしたの」「風邪かなあ」「出張なのに、どうする?」「どうするって言ったって、今からじゃ」おいおい、過労死しても知らないよ。このCMを見るたびに、テレビに向かってツッコミを入れたくなる。

ブルボン『味ごのみ』(1993)

「なんかない? なんかない? お母さん」お母さんに聞かなきゃ、お菓子やおつまみのありかが分からないのだろうか。他の5人はそれぞれ味ごのみを食べているのに、母親はエプロン姿で、味ごのみの袋を手にしてニコニコしているだけ。

キッコーマン『減塩丸大豆醤油』(1994)

良き妻とかわいい嫁といった印象。妻とはこうあるべきと、世の女性たちに押しつけているヒドイCM。(玲 No.9 p.23)

日清食品『棒棒鶏』(1993)

「食べて、食べて、食べられたいのよ」「未成年には特においしい」上半身裸の女が、体をくねらせながら、「食べて、食べて、食べられたいのよ」と歌う。あけすけフードポルノとでも呼ぼうか。

東洋水産『マルちゃん 常連さん』(1993)

「お母さん、もう一度お願いします」この若い女は、まるで女中(メイド)か召使いではないか。

カルビー『ポテトチップス』(1993)

「いいねぇ。おいしそうだなぁ」のどかな雰囲気と思わせておいてのフードポルノ。カカシ=中年男性としかとれないCMなのに、女性がいやらしい目で見られても無邪気に笑っているのが不愉快。男にとって都合のいい女ということか。

丸大食品『うす塩』(1993)

「私はかわいいから、これからの人生、勝ったも同然です」女はかわいければ、人生勝つのか。

大鵬薬品工業『ソルマック』(1993)
(画面変わって自宅の玄関先、千鳥足で「課長だ
ー」と言って相好を崩す。廊下の奥でエプロン
姿の妻が水を薬を載せたお盆を持って、ニッコ
リほほ笑みながら立っているというものがある)

「お前も課長だ」「いやー、辛抱してよかった」男はボロボロになってやっと昇進し、女はそれを見ながら、ソルマックを持って家で待っている。過労死推奨CM。

東芝『クラシーオ』(1993)

夜遅くに友人を連れてきて、料理を作らせる夫の無神経さと妻の従順さに「そこまでせんでもええのとちがう」と、いつも思う。(明 No.9 p.28)

グリコ『カプリコスティック』(1993)

上司は「うん、元気そうだな」と体を2,3度叩き、笑いながら向こうへ行ってしまう。

ハウス食品『ハウス シチュー』(1993)

久光製薬『サロンシップ』(1993)

「あー、いい気持ち、あー、いい気持ち」

ワコール『グッドアップブラ』(1993)

「そんなに上げてどうするの」大多数の女性ならば、店員から知識を得ている。ことさらにCMで見せる必要はない。

ツムラ『トリム』(1993)

のぞき見CMの典型。しかも、セクシーを売り物にしているグループということで、わざとらしいポーズで胸やお尻を強調させている。

ワコール『グッドアップブラ』(1993)

「あんなに上げちゃって、どうするんだ。えっ」父親だからといって、娘の着替えシーンをのぞき見していいはずがない。明らかな痴漢行為であり、現実にはありえない、作り手である男の願望を描いたもの。というより、より正確に言えば、こういうふうにメディアによって、男の願望は作り出されていくのである。

味の素AGF『ブレンディ』(1992)

ロート製薬『パンシロン新胃腸薬』(1993)
「もう食べないの、こんなに残して。
情けない、男だろ(You're not eating anymore,
you left so much. How pathetic, you're a man.)」

<アニメのオープニング曲>

キテレツ大百科のオープニング曲『お料理
行進曲』(1992-6)

オープニングの歌の時、コロッケができあがるまでだが、男たちは冒険的なことをしてるのに対し、女の子はひとりエプロンしてコロッケを揚げてる。ぜったいおかしい!! 登場人物全員でコロッケ作りをしたらいいのに!!(No.8 p.79 姫路・田中ちなみ)

<セリフの一部が変更されたCM>

ヤマキ『浅漬けの素』(1993)
「手間かけない、暇かけないで、これかける」
「正々堂々、楽できる」

(変更後)ヤマキ『浅漬けの素』(1993)
「手間かけない、暇かけないで、これかける」
「楽して主婦は何をする」

NHK教育『ひとりでできるもん』(1991-3?)

「まいちゃん」一人がずっと作ってるというのが、ミニ主婦を連想するし、男の子はお客様としてごちそうされる役でしか登場しないというのは不公平。(No.8 p.82 神戸・サトウ(♀))

『ひらけ! ポンキッキ』(1973-93)の中の歌
「ワッショイ まつりっこ」

うまれてよかった
おとこのこ

ソレ おとこだ まつりっこ
もまれてゆくぜ
おとこのこ

がってんいっさい
まかせとけ